サントリー酒類は11日、2012年の事業方針などを発表した=写真。今年のビール類総市場は対前年97%程度と予想するなかで、ノンアルコールビールテイスト飲料を含むビール事業の販売数量を同104%の6750万ケースと見込んでいる。
同社の3大重点ブランド「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「オールフリー」の活動を一層強化し、ビール、新ジャンル、ノンアルコールビールテイスト飲料市場のさらなる活性化を図る。
8年連続で過去最高販売数量を達成したザ・プレミアム・モルツは、3月13日から中味とパッケージをリニューアルする。「大切な人との日常の幸せな時間を共に過ごすビール」がコンセプト。素材、製法に一層こだわり、「華やかな香りと深いコクと旨みを追求した」と同社。
ウイスキー事業は、対前年104%を目指す。ハイボール市場のさらなる拡大を図るため飲食店向けの品質向上活動を強化する。また、「山崎」ブランドから14年ぶりに、「白州」ブランドからも4年ぶりに通年販売の新商品を投入することも明らかにした。
ブランデーにオレンジや旬のフルーツなどを入れて炭酸を加えて楽しむスタイル「ブランデースプリッツァー」など、新たな飲用スタイルを提案し、重要創造を図るという。