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サントリーは18日、今年の「サントリージン」の販売戦略を発表した。ジン市場の創造・拡大を目指し、(1)新たに10億円を追加し計65億円を大阪工場=写真=に投資(2)さらなる「美味品質」向上と、ものづくりの魅力を伝える新たな「スピリッツ・リキュール工房」を建設―などに取り組む。
サントリー大阪工場は多彩なスピリッツ・リキュールを生産している重要な拠点であり、サントリージャパニーズクラフトジン「ROKU(六)」、サントリージン「翠(SUI)」にとって欠かせない工場という。
今回、「洋酒文化の創造・発展」への挑戦を体現する工場として、「つくる」と「伝える」両面で65億円の設備投資を実施する。
また、「つくる」においては24年から25年にかけて55億円を投資し、敷地内に新たに「スピリッツ・リキュール工房」を建設するとともに、浸漬タンク・蒸留器などを新設・更新することで、生産能力を2.6倍に増強する。
「伝える」では、ものづくりの魅力を体感してもらいたいとの思いから、26年春ごろの公開を目指し、新たに10億円を投資して見学施設を新設する。
サントリー大阪工場