沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)はこのほど、07年度ビジットおきなわ計画のシニア層誘客活動強化事業の一環として、観光メニューを集約したシニア専用の沖縄観光ガイドブックを初めて作成した。シニア層や団塊世代などに情報発信するとともに、旅行商品造成を促進して誘致拡大を図る。
全国でシニア層の旅行市場拡大が見込まれる中、沖縄県ではシニア層(50〜60代)の観光客の割合が他の年代に比べて低い。
05年度に国土交通省が実施した「高齢者のニーズに対応した質の高い観光・リゾート形成等方策に関する調査事業」によると、2010年には60代前半の旅行が約1.17倍になる。しかし、沖縄ブームは、団塊世代よりも下の世代からスタートしており、今の沖縄を知らない人が意外に多いという課題がある。
このため観光メニューの整理と開発に取り組み、(1)伝統芸能(2)琉球王朝の歴史ガイド(3)伝統工芸(4)フラワー&フルーツ(5)リゾートゴルフ(6)スパ&マッサージ(7)高級リゾートホテル(8)長期滞在──の8つの旅行スタイルに整理。情報を集約しガイドブックにまとめた。
A4サイズで、フルカラー52ページ。発行部数は5万部。OCVBのホームページ(http://www.ocvb.or.jp/)でも紹介する。
ガイドブック