シャープは16日、「癒し」と「安眠サポート」の効果があるという「さくら色」の光色を採用した「さくら色LED照明」を発売した。ホテル・旅館には、特別室やエステルーム、安眠を提案する宿泊プランの部屋などに採用を働きかける。14畳まで、12畳まで、8畳までの3種がある。
従来型LEDシーリングライトで採用している寒色や暖色に加え、さくら色を搭載。深みのある「八重桜」と淡い「ソメイヨシノ」の2種類を用意した。好みに合わせてリモコン操作での選択が可能で、すべての光色で10段階の明るさの調節ができるようにした。
色や明るさを1日の生活サイクル(起床、夕食、就寝)に合わせて自動的に変化させる「エコあかリズム さくらプラス」も搭載している。
同社は、多くの人が癒しを求めていることと睡眠に悩みを抱えていることに着目。2009年にカラーLED照明による人への影響について研究を行い「薄紅色(さくら色)は幸せを感じさせる色」という結論を得た。
11年には、総合医科学研究所に委託した試験において、さくら色のあかりは寒色や暖色に比べ、癒しや安眠サポートについて効果があるという試験結果も得た。就寝前に約1時間、さくら色のあかりを浴びることで、「気持ちが癒され、寝つきや目覚めが良くなるといった効果が期待できる」と同社。
今後は、ホテル・旅館などの法人向けに「さくら色直管形LED照明」を商品化する予定。
この件についての問い合わせ先は、シャープお客様相談センター(TEL0120・50・8562)。
さくら色LED照明