ジャパニーズ・イン・グループ(JIG、福田金也会長=栃木県・タートル・イン・日光)は3月8日、東京の台東区民会館(東京都立産業貿易センター「台東館」併設)で第2回「外国人観光客受入基礎研修会」を開く。外国人観光客受け入れに長年の実績を持つ同グループ旅館・ホテルの経営者らが、そのノウハウを余すところなく伝授する。全国の旅館・ホテル関係者、観光関係者らを対象に、現在受講者を募集している。
インバウンド事業を手掛けるNPO法人ウェルカムジャパンとの共催。日本政府観光局(JNTO)、日本観光振興協会、国際観光サービスセンターが後援する。
午後1時開始。まず、「インバウンドの現況と小規模旅館の外国人観光客受け入れの必要性」を、国際観光サービスセンターの主任研究員、矢田部暁氏が講義。
引き続き「外国人観光客を受け入れる際のポイント」を、JIGの理事らが講義する。
講義は「外国人を受け入れるためのハード面・ソフト面の準備」「予約を受けるために(予約サイト、空室管理の活用方法を含む)」「有効なホームページ制作方法およびSNS対策」「外国人客宿泊時の留意点」の四つ。
いずれも「外国人受け入れの成功例」といった漠然とした内容でなく、それぞれの場面における問題点を具体的に説明する。講義のあとには質疑応答の時間を設ける。
参加対象は、外国人観光客を受け入れている、または受け入れを考えている旅館経営者、旅館組合等関係者、宿泊施設の手配関係者、観光協会、自治体、交通事業者など。JIG会員以外でも参加できる。ただし、違法民泊など無許可施設の経営者、管理者、仲介サイトの関係者などは参加できない。
定員45人。参加料5千円。
参加申し込みは、2月28日までに申込書をJIG事務局(タートル・イン・日光)へFAX(0288・53・3883)。申込書はJIGのホームページ(http://japaneseinngroup.com/)からダウンロードできる。
◆JIG 訪日外客の受け入れを目的に1979年に設立された組織。和室を有し、家族的接遇を提供できる中小規模の旅館・ホテルを会員とする。会員数は全国に約50軒。ホームページとパンフレットによる会員紹介と集客、各種研修会、調査研究などの事業を行っている。入会申し込みは事務局TEL0288(53)3168。