メタサーチのスカイスキャナーは、「2018年ゴールデンウィーク 人気急上昇の旅行先トップ10」発表した。
国内トップ10
順位 都道府県名 伸び率
1位 青森県 +143.8%
2位 宮崎県 +68.6%
3位 長崎県 +47.7%
4位 鹿児島県 +38.1%
5位 愛媛県 +31.2%
6位 沖縄県 +29.2%
7位 大分県 +25.8%
8位 熊本県 +18.4%
9位 宮城県 +17.3%
10位 兵庫県 +14.2%
海外トップ10
順位 国名 伸び率
1位 フィリピン +107.0%
2位 ドイツ +60.5%
3位 オーストラリア +58.2%
4位 ベトナム +56.1%
5位 ロシア +48.3%
6位 インドネシア +33.8%
7位 タイ +28.6%
8位 マレーシア +27.7%
9位 中国 +23.1%
10位 カンボジア +21.9%
調査方法:2018年のゴールデンウィーク(4月28日〜5月6日)における国内全空港発着便のスカイスキャナーでの予約席数と、2017年のゴールデンウィーク(4月29日〜5月7日)における予約席数を比較し、都道府県および国・地域ごとに伸び率順にランキングした。なお予約席数は、2018年のゴールデンウィークは2018年3月26日時点、2017年のゴールデンウィークは2017年3月27日時点の値。国内は2017年の予約席数が中央値、海外は平均値を下回る目的地は除外。
国内では、青森県が1位となりました。東京(羽田)、大阪(伊丹)といった主要空港からの往復便の予約が特に好調で、全体で+143.8%(約2.4倍)の伸びを見せています。同県では、例年4月中旬〜5月上旬に桜が見頃を迎え、ゴールデンウィークの花見旅行が楽しめます。花見の名所として知られる「弘前公園」では、4月21日~5月6日、今年で100周年を迎える「弘前さくらまつり」が開催され、樹齢100年を超すものだけで300本以上という見事な桜の木々と、約200の出店が観光客を迎えます。
2位の宮崎県では、昨年12月にジェットスター・ジャパンの東京(成田)ー宮崎線が就航したほか、東京(羽田)や大阪(伊丹)との往復便も順調に伸び、+68.6%(約1.7倍)の予約増となりました。春の旅行先として県外からの観光客を多く集める「ハウステンボス」や「グラバー園」などを擁する長崎県は、2016年の熊本地震の影響から昨年に続いて順調な回復を見せ、+47.7%(約1.5倍)で3位となりました。中でも、ソラシドエアがゴールデンウィーク中に臨時便を運航している東京(羽田)ー長崎線が好調です。続く4位は、2018年の大河ドラマ『西郷どん』の舞台として注目を集める鹿児島県でした。
海外1位は、2022年までに日本からの年間観光客数180万人を目指し、さまざまな観光促進キャンペーンを行っているフィリピンです。透明度の高い海と白い砂浜が続くリゾートアイランド、セブ島をはじめ、異なる顔を持つ島々でダイビングなどが楽しめます。ゴールデンウィークの頃は気温が30℃を上回りますが、雨季に入る前なので比較的過ごしやすく、一足早く夏気分を満喫できます。東京から5時間前後と比較的近く、3月にはジェットスター・アジア航空が大阪(関西)ークラーク線に就航してアクセスも便利になりました。
続く2位は、ルフトハンザ ドイツ航空の名古屋(中部)ーフランクフルト線が3月から増便したドイツです。3位のオーストラリアでは、昨年9月、日系航空会社で初めてJALが東京(成田)ーメルボルン線に就航し、昨年12月にはカンタス航空が大阪(関西)ーシドニー線に就航。日本人観光客の増加を後押ししたものとみられます。4位のベトナムでも、ジェットスター・パシフィック航空が昨年9月に大阪(関西)ーハノイ線と大阪(関西)ーダナン線に就航し、LCCで初めて、日本とベトナムを結ぶ直行便が運航を開始しています。