東武タワースカイツリーは10月28日、東京都墨田区の東武ホテルレバント東京で記者会見を開き、2012年春開業予定の東京スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」を発表した。今後ブログなどを通して、東京スカイツリーや周辺地域の情報発信のための中心的存在として登場する予定だ。
ソラカラちゃんは宇宙にある「とんがり星」生まれ。首から下げた望遠鏡をのぞいている時に“TOKYO”から雲を突き抜けて伸びてきた東京スカイツリーに気付き、「楽しそう、行ってみたい」と降り立ったという設定。スカイツリーの骨組みを想起させる格子じまのスカートと頭の星が印象的だ。
そのほかソラカラちゃんのTOKYOでの友人としておしゃれな女の子ペンギン「テッペンペン」、下町の生き字引的おじいさん犬「スコブルブル」も設定、それぞれの視点から地域の魅力を発信していく。
キャラクターはテレビアニメ「ぜんまいざむらい」やハンドソープのイメージキャラクター「ビオレママ」の作者が作ったもの。広告代理店などから集められた65作品からコンペにより選定した。「世界一のタワーにふさわしく、また長年にわたり愛される、一過性ではない魅力を持ったキャラクターと確信している」と鈴木道明・東武タワースカイツリー社長。
今後は専用サイトやモバイルサイトなどでソラカラちゃんを活用していくほか、着ぐるみをタワー見学の拠点「東京スカイツリーインフォプラザ」や関連イベントなどに登場させる予定。キャラクターグッズの制作、販売なども検討する。
スカイツリーのある墨田区押上には、地元活性化を目的とした団体「押上・業平橋地区活性化協議会」が設定したキャラクター「おしなりくん」がおり、人気を集めている。吉野誠一・同社取締役営業計画部長は、「2人が仲の良い友人という関係がいいのではないか。盛り上がるような出会いの場面を考えたい」と語る。
頭が星の形のソラカラちゃん