スカイマークは8日、仏のエアバス社が開発した世界最大の旅客機「A380」型機を導入すると発表した。国内航空会社としては初めての導入で、オープンスカイ(航空自由化)を機に、国際線に本格参入する。
両社はオプション2機を含む6機の購入契約を来年春ごろに締結する予定。「2014年度をめどに国際線用機材として導入し、海外主要路線での運航を計画している」とスカイマーク。
A380については、日本航空と全日本空輸は採算性の問題などから導入を見送っている。スカイマークは「A380を導入することで長距離大量輸送による低価格が実現する」としており、価格面などを武器に利用客を獲得する意向だ。
A380型機は総2階建て。標準客席数は525席と世界最大を誇る。シンガポール航空やエールフランスなどが導入しており、日本路線でも運航されている。ただ、豪カンタス航空のA380が今月、飛行中にエンジンを破損する事故を起こしている。