すきま時間のアルバイト仲介サービスなどを手掛けるタイミー(東京都港区)は26日、東京証券取引所グロース市場に上場した。今後の事業展開では、スポットワーク市場として、物流、飲食、小売の主要3業種に次ぐ成長市場に、旅館・ホテル業などの観光業を位置付けている。
同日、東京都内で開かれた記者会見で、タイミーの小川嶺代表取締役は、スポートワーク市場の拡大に関して「物流、飲食、小売に次ぐ産業として、観光・ホテル・旅館業界を捉えており、実際にかなりの成長率をキープしている。観光業界はインバウンドなどで今後も加速する業界と考えているので、しっかりとサポートしていきたい」との考えを示した。
タイミーは2017年8月の設立。登録事業所数は2024年4月末時点で、サービス開始以降の累計で約25.4万拠点、登録ワーカー数は約770万人。タイミーの2023年10月期の売上高は161億円で、事業所からワーカーに支給される給与などの流通総額は545億円となっている。
タイミーの小川嶺代表取締役