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ラショナル・ジャパンの赤井社長
ドイツに本社を置くRATIONAL AGの日本法人で、業務用厨房機器メーカーのラショナル・ジャパン(東京都千代田区)は5日、国際ホテル・レストラン・ショーが開催中の東京ビッグサイトの同社ブースで代表取締役社長の赤井洋氏=写真=による2024年の活動報告と、25年度の事業計画を発表した。併せて、同社製品のユーザーで、スチームコンベクションオーブン(スチコン)「iCombi Pro」を導入している菓子工房アントレのオーナーシェフ、髙木康裕氏による講演会、実演会を催した。
赤井氏によると、近年、スチコン市場は拡大傾向にあり、24年の販売実績は4千を超えた。同社では全国で100以上のライブキッチン会場を設けており、1万6千社の来場があったことも明らかにした。「実演という体験を通じてメリットを感じてもらった上、購入してもらうためにライブキッチン会場は必須」などと述べた。
今年は過去最高額の投資を行い、部品工場を新築する。ほかにも、既存顧客に対するアフターサービス、例えば、スチコンの使用状況などをチェックするインサイドセールスチームの発足も明らかにした。
髙木氏はそれまで、平窯のオーブンを使用していたが約5年前にiCombi Proを採用。平窯を使用していた際、焼き具合などは目視で確認する必要があったが、iCombi Proは庫内の温度などがパネルで常時、確認できる。そのため現在はほぼワンオペによる作業が可能になったという。髙木氏は、「焼きムラがなくなり、商品の均一化が図れた。より良いものを作るためには、どういった調理器具を使うかを考える必要がある」などと話した。
iCombi Proは蒸気と熱の組み合わせで調理を行い、この1台でベイク、ロースト、グリル、スチーム、フライ、ポーチなどのあらゆる調理を可能とするもの。自動調理モードの搭載で操作は容易。加熱調理の効率化を図り、柔軟な調理計画を作成。オペレーションを簡素化する。同社によるとその世界シェアは約50%という。
ラショナル・ジャパンの赤井社長