スポーツ庁、文化庁、観光庁はこのほど、魅力あるコンテンツの創出や観光地の活性化を目指す連携事業「第3回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」を東京・羽田空港の第1旅客ターミナルで開催した。国内外の旅行業関係者ら約200人が参加。インバウンドによる地域活性化を話し合うワークショップなどを実施した。
基調講演では、大分県由布市で旅館「山城屋」を経営し、インバウンド推進協議会OITAの会長を務める二宮謙児氏らが講演。二宮氏は「2017年外国人宿泊者数伸び率NO.1大分県の取り組み」をテーマに、旅館への交通アクセスを紹介する動画や情報を集約したインバウンド向けポータルサイトについて説明。「インバウンドは都市部から地方に目が向き始めている。不便と感じさせないように受け入れ態勢を整備し、誘客を拡大する」と述べた。
ワークショップではJTB総合研究所の山下真輝主席研究員が講師となり、30人の参加者がインバウンド効果や継続性を高めるためのアイデア、地域活性化に求められる取り組みについて意見を交わした。
このほか、会場ではスポーツ文化ツーリズムアワード2018の表彰式が行われた。
基調講演する二宮氏