帝国データバンクによると、ホテル経営のスポーリア湯沢(新潟県湯沢町)は10月13日、新潟地裁長岡支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は1997年10月の設立。南魚沼郡湯沢町で、リゾートホテル「スポーリア湯沢」の経営を行うほか、スキー用具のレンタルなども手がけ、2001年3月期の年売上高は約13億円を計上していた。
しかし、近年は冬季の少雪などの影響から売り上げは減少傾向をたどっていた中、20年3月期に入ってからは、新型コロナウイルス感染拡大の影響などから業況がさらに悪化。同期の年売上高は約4億7200万円にまで低迷していた。
21年3月期に入ってからも状況に大きな改善はみられず、さらに今年9月に入ってからは休館を余儀なくされ、資金繰りのめどが立たなくなったことから事業継続を断念した。
申請時の負債は債権者約242人に対し約3億5955万円。