ソラシドエア、2024年3月期の決算 売上高は過去最高


 ソラシドエア(宮崎県宮崎市)は5月29日、2024年3月期の決算を発表した。営業収入は前事業年度比29.0%増の499億4200万円、営業損益は17億6900万円の黒字(前年同期4億6500万円の赤字)、経常損益は15億1900万円の黒字(同3億600万円の赤字)、当期純利益は127.0%増の15億5300万円。新型コロナウイルス感染症の5類移行による行動規制緩和や全国旅行支援による効果も相まって需要は好調に推移し、売上高は過去最高となり、収益も大きく改善した。

 7、8月に発生した台風による欠航での収入機会の逸失や、原油価格の高止まり、為替相場の一層の円安進行等による営業費用の増加はあったものの、きめ細やかなイールドマネジメントや各種営業施策による需要の取り込みが奏功した。

 運航面では、旺盛な需要の取り込みを図るべく運航規模をコロナ禍前水準に戻し、23年サマーダイヤから名古屋(中部)―宮崎、鹿児島線を各1往復増便。これらにより、運航便数は前事業年度を4.5%上回る2万9102便となった。

 営業・サービス面では、6月に羽田空港新カウンターをオープンし、イレギュラー時の搭乗客の利便性が向上した。7月には機内エンターテインメントサービス「ソラタイム」を再開。夏休み・春休み期間には、前年度に好評だった小児運賃割引セールを実施した。これらの結果、提供座席数は前年同期比6.0%減の309万2766席、有償旅客数は同11.7%増の215万1820人、有償座席利用率70.5%(前年同期60.5%)となった。

 25年3月期の業績見通しは、営業収入が547億円、営業利益が23億円、経常利益が18億円。「今後の当社を取り巻く経営環境は、不安定な海外情勢、燃料価格や為替の変動リスク等、依然として先行き不透明な状況にさらされるものと想定している」と同社。

 
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