タップ観光論文コンテスト、最優秀賞など決定


 ホテル・旅館専門の情報システム会社のタップはこのほど、宿泊・観光業の発展に寄与する優れた提言や論文を顕彰する論文コンテスト「タップアワード」を実施した。最優秀賞(賞金50万円)には鈴木大輔氏(今村総合病院総務課長)の「ホテルと医療におけるサービス融合の可能性―医療の安全性を上乗せしたサービスと資源の共有化についての提案―」が、学生賞(同20万円)には角田貴史氏(東京工業大学生命理工学院学部3年)の「旅館業の『共創』という新しい役割」がそれぞれ選ばれた。

 13回目となるアワードの応募総数は73件。内訳は一般の部32件、学生の部41件だった。募集期間は6~8月で、選考委員(委員長=藤野公孝・宿泊施設関連協会最高顧問)による選考会を10月5日に実施した。

 選考委員の1人で立教大学特任研究員の玉井和博氏は、「ここ数年、観光産業のけん引力となり順調に推移してきたインバウンドも思わぬ事態に直面している。さらには、近年急速に進化するIT、AI社会、加えて今回のコロナ禍は、観光・宿泊マーケットの多様な需要価値に対し、それぞれの産業が果たすべき役割に大きな変化を求めている。このような状況の中、本アワード応募論文の視点も『地域社会との共創』『医療・介護産業との連携』『オンラインやシェアリングビジネスへの対応』等新たな提案が多くみられた」と総括した。

 藤野氏、玉井氏以外の選考委員は、北山ひとみ氏(二期リゾート代表取締役)、丸山英実氏(サイグナス代表取締役)、阿部貞三氏(柴田書店取締役部長)。

 
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