世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2017」が9月21日から24日まで東京ビッグサイトで開かれ、4日間で昨年の18万5800人を上回る19万1500人が来場した。出展者数も世界130の国・地域と国内47都道府県から1310企業・団体を数え、過去最高だった。主催は日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)と、今年から加わった日本政府観光局(JNTO)。
商談会の質量拡充を目指して、これまでの国内商談会、アウトバウンド商談会に加え、訪日ランドオペレーター商談会を新設し、商談件数は6886件と前年の2・5倍に増加した。JNTO主催の「VISIT JAPANトラベル&MICEマート2017」との連携強化、日本経済新聞社との共催によるインバウンド・観光ビジネス総合展の開催によりインバウンドにも注力した。
21日のツーリズムEXPOジャパンフォーラムの開会式では、日本観光振興協会の山口範雄会長が「テロや難民問題など世界には懸念材料があるが、観光を通じた平和な世界を目指したい」とあいさつ。また、来賓を代表して祝辞を述べた石井啓一国土交通相が「観光は地方創生の切り札で、成長戦略の大きな柱と位置付けている。観光先進国の実現に向けても官民一体で取り組んでいく」と述べた。
このほか、ジャパン・ツーリズム・アワード表彰式、世界17カ国の観光大臣がUNWTOが主導で進める「持続可能な観光国際年」をテーマにグローバル観光フォーラムなどを行った。
24日のグランドフィナーレには日本各地のゆるキャラも登場し、にぎやかに幕を閉じた。
5回目となる来年は、9月20~23日に東京ビッグサイトで開催することが発表された。