帝国データバンクはこのほど、遊園地・テーマパーク経営企業118社の実態調査を行った。2012年の収入高合計は約7286億4千万円で、前期比0.8%増加。ハウステンボス(長崎県)が15.6%、ユー・エス・ジェイ(大阪府、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)が10.0%それぞれ増加するなど、大手を中心に集客が増加している。
2012年に増収となった企業は118社中47社で、構成比39.8%。減収となった企業は48社で、同40.7%だった。
2011年に比べると、増収企業の割合は7.6ポイント増加。減収企業は14.4ポイント減少しており、「全体的に好転している」(帝国データバンク)。
収入高規模別にみると、増収企業の割合では、500億円以上(3社)が75.0%を占めてトップ。次いで、10〜50億円未満(12社)が50.0%、1〜10億円未満(23社)が41.1%となっている。
大手のほか、収入高10億円未満の中堅・小規模企業でも、増収企業の割合が前年の24.1%から35.4%へと増加している。
収入高ランキング(別表)は、1位が東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(千葉県)。ユー・エス・ジェイ、東京ドーム(東京都)が続く。