トップツアーの2010年12月期(10年1〜12月)の経常利益は、前期比41.3%増の8億9200万円だった。取扱額、営業収益は減少したものの、業務効率化の推進などによる営業費用の大幅な圧縮や人件費の減少により経常利益が大幅に増えた。
取扱額は、前期比1.7%減の1184億3800万円。営業収益は同6.1%減の155億3千万円、当期純利益は前期比3億4500万円増の7億5千万円。
商品別では、団体旅行の取扱額が同1.8%増の709億4100万円、営業収益が同0.9%減の112億6500万円。「渉外営業の強化で新規顧客は増えたが、競争激化で営業収益は前年を下回った」と同社。インターネット購買へのシフトが進む個人旅行は、取扱額が同2.0%減の452億4800万円、営業収益が同10.6%減の33億800万円。コミッションの定額化もマイナスに影響した。
国内、海外、訪日の各分野別の概況は、国内旅行の取扱額が同3.4%減の812億6千万円、営業収益が同6.2%減の108億7900万円、海外旅行の取扱額が同8.5%増の313億5千万円、営業収益が同2.1%減の36億7600万円、訪日旅行の取扱額が同10.6%増の43億4千万円、営業収益が同6.2%減の7億3900万円。