トラスト・ユは2月28日、2022年「サイト別クチコミシェア トップ5」「サイト別クチコミシェアの分布図」を公開した。
TrustYouでは、日本国内の宿泊施設に関するクチコミ（レビュー）がどのウェブサイトにどの位集まっているのかを調査し、その割合（シェア）を年に１度グラフでまとめています。
下記、左側の棒グラフ、「サイト別クチコミシェア トップ5」では2020年、2021年および2022年に日本国内の宿泊施設に関するクチコミを最も収集しているサイトのトップ5とそのシェア（割合）の推移を示しています。2022年は1位 Booking.com、2位 Google、3位 楽天トラベル、4位 じゃらんnet、5位 TrustYou Survey（６位 Agoda）となっています。右の円グラフ、「サイト別クチコミシェアの分布図」では、全体の割合を表示していますが、2022年の国内OTA（旅行予約サイト）のシェアは全体の26%となっています。
資料リンク：https://resources.trustyou.com/c/pressrelease-feb-japan-2023?x=wps1qE
※調査方法：1月1日から12月31日までの期間に、日本国内の宿泊施設について投稿されたクチコミ(レビュー)の投稿件数からその割合を集計（毎年1月末に集計）。
※インサイト（データからの考察）
1）GoogleとBooking.com上のクチコミが全体の50%以上を占めており、過去3年間このトレンドに変化は見られません。
2) Top5の順位は、2021年と同じです。2022年はAgodaが第6位にランクインし、同社のクチコミ件数の割合が増加傾向にあることがわかります。
3) 国内OTA（旅行予約サイト）のシェアは全体の26%となっており、2021年の29%から3%下がっています。
4) TrustYouのオンラインアンケートツール、TrustYou Survey(サーベイ）を使い、クチコミを集めている宿泊施設が増えています。
TrustYou株式会社 代表取締役 志和孝洋のコメント：
「世界的に有名な2社（Booking.comとGoogle）のクチコミが半数以上を占める結果となりました。利用者が多いことも理由の一つですが、ユーザーがクチコミコメントを書かずとも、点数だけで評価が残せる仕組みなど、クチコミを促進するマーケティングプロセスや仕組が非常に優れていると感じます。
また弊社TrustYou Survey（オンラインアンケート）を利用したクチコミ投稿も増えています。これは宿泊施設がオンライン上で独自回収できるクチコミが近年急速に増えていることを意味しており、国内最大手のOTAに迫る勢いです。実際に宿泊施設に宿泊してみると、チェックイン時にQRコードが印字された用紙が渡されゲストがアンケートしやすい環境整備をしていたり、回答いただいたゲストに特典を付与している宿泊施設が増えています。TrustYou Surveyを活用することでGoogle Business Profile（旧：Google My Business)の宿泊施設情報にクチコミ投稿を促し、数を増やすことができるためMEO対策としては効果的で、今後もTrustYou Survey経由のアンケート収集は増えてくると思います。
昨年10月以降、訪日外国人が増えていますが、日本人や訪日外国人が各サイトやOTAに投稿するクチコミ内容は食事やハード面などカテゴリーが異なります。国内外からの宿泊利用が多くなることでクチコミのボリューム自体も多くなってくるため、それらの情報に振り回されないよう、宿泊施設では『何をやって、何をやらないか』をクチコミをベースにして分析し、優先順位を決めることが今後の品質向上さらには単価アップに重要な要素になると考えます。」
