トリップアドバイザーは26日、「口コミの影響力」レポートと参考になる口コミの書き方を公開した。
トリップアドバイザーが公開した「口コミの影響力」レポート[1]によると、回答者の4人中3人の回答者が旅行について決める際にオンラインの口コミがきわめて重要、またはとても重要と回答しており、68%が長文の口コミ[2]を読んだ後で宿泊施設の予約する可能性が高い、またはかなり高いと答えました。トリップアドバイザー上の口コミは、主要な旅行関連ウェブサイトなどで見られるレビュー投稿よりも3倍長文である傾向があり、そのような詳細な口コミが旅行者の意思決定に役立っています。その他の主な調査結果は下記のとおりです:
- 88%の回答者が長文の口コミは質がとても高い、または高いと評価
- 最も重要な口コミの要素において、宿泊施設では、清潔感(57%)、所在地(37%)、価格(34%)、レストランでは食事(80%)、サービス(56%)、価格(55%)がトップ3に
- 宿泊施設の予約を検討している場合にオンラインの口コミがきわめて重要、またはとても重要だと回答した割合は82%、観光スポットは77%、レストランは70%
このような背景から、旅行者が他の旅行者と施設の両方にできるだけ役立つ口コミを書くことができるよう、トリップアドバイザーは「参考になる口コミを書くためのヒント」を発表しました。
- 状況や背景を伝える
当時の状況を明確かつ具体的に説明すること。事実に忠実で、できるだけ多くの詳細を記載することで、他の旅行者が施設の正確なイメージを得ることができます。 - 有益な変化をもたらす
肯定的であれ否定的であれ、口コミが有益で建設的であることを意識しましょう。気に入った点を評価し、施設が改善するための選択肢や解決策を提案することで、施設はより良いサービスを提供することできます。 - 感謝し、共感する
礼儀正しく、適切な言葉遣いを心がけましょう。楽しい旅行体験の裏側には、献身的に働いている人たちがいることをお忘れなく。 - 未来の旅行者を支援する
トリップアドバイザーは、旅行者が実際の体験に基づいた口コミからインスピレーションを受けることを望んでいます。もしトリップアドバイザー上でガイドラインに違反していると思われる口コミを見かけたら、こちらの手順(https://www.tripadvisorsupport.com/ja-JP/hc/traveler/articles/395)に沿ってご報告ください。
5月3日(火)は、旅行者や施設が口コミの有益さを再確認し、祝福する始まりの日です。口コミには大きな影響力があり、読んだ人にとって生涯の思い出となる素晴らしい体験につながるアドバイスにもなり得ます。サービスを提供する企業や施設にとっても、口コミは正当な評価を得たり、進化や改善に必要なフィードバックを得るために役立ちます。口コミ投稿の日に参加するには、こちら(https://www.tripadvisor.jp/UserReview)から口コミを投稿し、ハッシュタグ「#WriteAReviewDay」を付けてSNSで口コミを共有することで、観光業界の回復サポートを示しましょう。
口コミ改善への取り組み
トリップアドバイザーは、口コミ投稿の日キャンペーンの一環として、旅行者に口コミへの取り組み方を考えてもらうだけでなく、観光・ホスピタリティ業界と協力して「口コミ改善への取り組み(The Better Review Initiative)」を立ち上げ、今後1年間で次の3つの活動を牽引します。
- ホテル、レストラン、体験を提供する企業や施設が、旅行者に口コミ投稿を依頼する正しい方法について理解を深めることを促進します。
- 企業や施設が、口コミに対して建設的に返信することの利点、そしてそれがポジティブな評判に繋がることについて周知に努めます。
- 施設や他の旅行者にとって役に立つ、より参考になる口コミの書き方を広めることで旅行者をサポートします。
[2] 「長文の口コミ」の定義は英語で140文字を超える長さ