世界最大級の旅行クチコミサイト、トリップアドバイザー(米マサチューセッツ州ニュートン)の日本法人、トリップアドバイザー(東京都港区、山本考伸社長)は3月30日、観光経済新聞社(東京都台東区、江口恒明社長)と提携し、同社のウェブサイト「観光経済.com」に宿泊施設のクチコミ情報の提供を始めた。日本国内のメディアとの提携は今回が初めて。
観光経済.comの「人気温泉旅館ホテル250選」の画面から各旅館・ホテルのクチコミ情報の閲覧、投稿をできるようにした。
国内主要旅行会社とネットエージェント社員の投票で決まる“プロが選んだ宿”のポータルサイトに、一般利用者によるクチコミ情報を提供することで、日本市場と観光業界内でのトリップアドバイザーの認知度向上を図る。
一方、観光経済新聞社は、世界最大の旅行クチコミサイトからコンテンツ提供を受けることで、観光経済.comのサイトの利便性を高め、訪問者数増を目指す。
米トリップアドバイザーは、世界最大のオンライン旅行会社である米エクスペディアの100%子会社。2000年2月に米国で旅行クチコミサイトを開設。日本語版は08年10月(試験運用は7月)から始めた。現在、米、英、仏、独、スペイン、伊、印、日本、中国の9カ国、7言語でサイトを運営している。
6万1千都市の情報、27万軒の宿泊施設情報(国内2万軒、海外25万軒)、7万8千件の観光スポット情報、46万9千軒のレストラン情報を掲載。月間ユニークユーザー(正味利用者)数約2500万人、会員数1千万人、掲載クチコミ・旅行情報数約2千万件を誇る。
口コミ情報の閲覧、投稿が可能に