ドン・キホーテはサンリオの「ハローキティ」と自社の「ドンペン」の両キャラクターを国際親善大使に起用し、訪日外国人客拡大キャンペーン「ビジットドンキ2011」を始めた。
同社によると、今年1〜9月の外国人客による免税品売り上げや銀聯カードの決済額は、いずれも前年の約2.5倍と好調に推移。「7月に中国人の観光ビザ発行規制が緩和されたことにより、FIT(個人旅行)が増加、今後さらなる拡大が予想される」という。
キャンペーンでは、キティとドンペンをデザインしたFIT向け割引券「ようこそカード」を発行する。店舗周辺のホテルと連携し、配布。カードを見せると、ブランド品を優待価格で買うことができたりする。来春からはオリジナルグッズもプレゼントする。
また、8月から英語、中国語、韓国語、日本語に対応した音声ペンを主要40店舗に入れたが、来春までに全店舗に導入する予定だ。音声ペンは、音声対応の接客シートに掲載された会話文にペン先端をタッチすると、ネイティブの音声が流れる仕組み。さらに、団体客専用のインバウンド館(通称、ようこそ館)を東京・新宿でプレオープンしたが今後、首都圏に拡大する意向だ。