
フィリップ・ルブフCEO
ドーチェスター・コレクションは3月25日、2025年6月付でフィリップ・ルブフ氏が新CEOに就任すると発表した。
4カ国語堪能、レジオンドヌール勲章受章者がトップに
ルブフ氏は、テタンジェ所有コンコルドホテルズのディレクタージェネラルとして19軒の直営ホテルと70軒の系列ホテルを統括した経験を持つ。また、リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドの取締役、マンダリン・オリエンタル・ホテル・グループのオペレーション担当リージョナル副社長、ローズウッドのオペレーション担当副社長、クラリッジスの総支配人など、数々の上級管理職を歴任してきた。
直近では、ラッフルズ・ロンドンのマネージングディレクターとして同ホテルの開業を成功に導いた実績がある。コーネル大学とHEC経営大学を卒業したルブフ氏は、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語の4カ国語に堪能であり、フランス政府からレジオンドヌール勲章シュヴァリエを授与されている。
ドーチェスター・コレクションの社長、クリストファー・カウドレー氏は、「ドーチェスター・コレクションは、当社が誇る文化と価値観を守り続けるべく、フィリップを CEOにアポイントしました。ホテルの存在意義を原動力に卓越性を追求する彼は、世界中のステークホルダー、オーナー、旅行業界、メディア、パートナー、そして、特にスタッフとゲストから高く評価されています」とコメントしている。
一方、ルブフ氏は「ドーチェスター・コレクションは、各ホテルが位置するデスティネーションの歴史に名を刻み、特別な化学反応で各ホテルを結びつけています。そのレガシーと歴史を次のステージへと進めていくことを楽しみにしています」と抱負を語った。
ドーチェスター・コレクションは、欧米に展開する世界最高クラスのラグジュアリー・ホテルとレジデンスで構成されており、各ホテルは周辺地域の文化を象徴する伝説的なランドマークとして知られている。現在、ロンドンのザ・ドーチェスターやパリのル・ムーリス、ビバリーヒルズのビバリーヒルズ・ホテルなど、欧米を中心に12のホテルを展開している。
フィリップ・ルブフCEO