ニトリホールディングス(HD)が北海道小樽市の歴史的建造物を活用して設置している小樽芸術村は11月22日、米国のステンドグラス作品を常設展示するギャラリーを全面オープンした。
同芸術村の似鳥美術館1階で、米宝飾店ティファニー創立者の長男でステンドグラス作家のルイス・C・ティファニー氏の約100年前の作品32組を展示。8月から先行展示していた30組に、修復が完了した2組、実際にガラスにも触れられる作品の技法や構造を解説するパネルの展示が加わった。
作品は、聖書の場面をテーマとしたものが中心。衣服などの質感を表すため、ガラスを立体的に変形させ、何枚も重ね合わせる技法が使われている。
22日に同ギャラリーで行われた記念式典には、ニトリHDの似鳥昭雄会長や高橋はるみ北海道知事らが出席し、テープカットを行い全面オープンを祝った。
似鳥会長は「小樽芸術村を設置して2年。今年は20万人を超える方に来場いただいた。感動してもらえる施設とし、北海道観光に貢献していきたい」とあいさつした。
似鳥美術館の入館料は大人1500円、高校生700円、中学生以下は無料。開館は11月から4月末までが午前10時から午後4時。水曜日は休館。
似鳥会長(左から4番目)、高橋知事(同3番目)らによるテープカット