超党派の国会議員による「海事振興連盟」が7月第3月曜日の「海の日」を7月20日に固定化しようと動くなか、観光6団体は5月30日、観光振興に理解のある国会議員を招き、ハッピーマンデー(祝日三連休)の維持を訴える会を開催した。国会議員を代表した自由民主党幹事長代理、観光立国調査会会長の林幹雄衆議院議員は「地方創生にてっとり早く対応できるのは観光だ。今日は観光関係の議員同士が手を携えて、ハッピーマンデーを守り抜くという決意を表明する」と力強く述べた。
「働き方改革など休暇制度を考える会議」の名称で、日本旅行業協会(JATA)と全国旅行業協会(ANTA)、日本ホテル協会、全日本シティホテル連盟、日本旅館協会、日本観光振興協会が衆議院第一議員会館で開催。林議員や門博文議員、鬼木誠議員ら議員・プレス40人、観光関係者300人が参加した。
主催団体を代表してJATAの田川博己会長は「ハッピーマンデー制度は国民運動により設立され、すでに20年間近く日本各地で旅行の機会として定着している。ハッピーマンデー維持が必要不可欠だ」と訴えた。
福島県から5人の女将も参加。いわき湯本温泉・新つたの若松佐代子さんは「夏休み直前の3連休は観光需要にとって欠かせない存在」と話した。
ハッピーマンデーの維持を訴える田川JATA会長ら