パナソニック産機システムズ、「LV」シリーズ順次発売 業界トップクラスの省エネ性能


業務用冷蔵庫(SRR―LV1261)

 パナソニック製業務用設備機器のトータルサービスを多岐に展開するパナソニック産機システムズ(東京都墨田区)は、今月から業務用冷凍・冷蔵庫の新シリーズ「LVシリーズ」を順次発売する。

 LVとは次世代の価値を意味する「Leading Value」の頭文字からとったもので、業務用冷凍・冷蔵庫の本質を徹底的に見直した。

 最大の特長は、業界トップクラスの省エネ性能を実現したことが挙げられる。新設計の冷却ユニットの搭載や制御方法の見直しを図り、また断熱性能も向上させた。たて型冷蔵庫SRR―LV1281Sの場合で、2007年モデルであるGシリーズとの比較において約69%の年間消費電力量の削減を実現。「急激に高騰している電気料金への対策としても検討材料の一つに挙がれば」と同社は話す。

 また、ラインアップの強化もポイント。奥行きサイズや庫内中柱の有無、コールドテーブル(よこ型)の右ユニットタイプなど、顧客からの要望が多かった仕様を取り入れ、標準品のラインアップに61機種を追加。全部で196機種を取りそろえ、多様な厨房レイアウトの動線設計に対応する。

 「宿泊市場は、インバウンドなどによって急激に需要は回復しているものの、慢性的な人手不足の状況は変わらず、労働環境の改善は待ったなしの経営課題。業務用食材においても品質が向上した冷凍食品の活用が選択肢として広がっており、機種のラインアップが施設における冷凍・冷蔵容量の最適化にも貢献する」と話す。

 外観は使いやすさの追求と空間への調和性を両立したシンプルなデザインにし、キズや汚れに強いクリアコート仕上げのステンレス面材を用いたと同時に、凹凸を抑えた本体形状に施した。庫内の網棚とドアハンドル、ハンドルベースを抗菌仕様にし、汚れがたまりにくい形状に見直すことで、清掃性と衛生性を向上させている。

 併せて、コントロールパネルを刷新した。高輝度の白色LEDを採用することで見やすい温度表示とし、機器状況のお知らせをピクトグラム表示にすることで直感的に理解しやすい表示とした。

万が一のトラブルの際には、24時間365日対応の万全なアフターフォロー体制を整える。

 この件についての問い合わせ先は、パナソニック産機システムズ・厨房事業企画部企画課TEL03(6364)3450。


業務用冷蔵庫(SUR―LV1561)


業務用冷蔵庫(SRR―LV1261)

 
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