システムバスやシャワールームなどの水回り設備を提供するパナソニックAWエンジニアリング(東京都中央区)は6日、宿泊市場向けシャワーユニット「シャワールームSR 0912」を発売した。
新型コロナウイルスが5類へ移行された昨年5月以降、全国の旅館・ホテルにおいても、コロナ禍以前の2019年を上回る勢いで連日インバウンドの増加が顕著で、観光業界は活況を迎えている。
新製品は、その時流に乗るべく、従来の日本国内におけるシャワールームの主要サイズとされる0812サイズ(幅800×奥行き1200ミリ)よりも幅を100ミリ大きくした0912サイズに設計し、「宿泊客に対して、ゆとりある快適な空間を提供できる点が最大の特長」と同社。
同時に、室内の高さについても、標準仕様よりも高い100ミリアップと、200ミリアップを用意するなど、豊富なラインアップを取りそろえた。
併せて、選択アイテムとして、天井にライン状の照明をフラットに納め、白色と電球色に切り替え可能な「フラットラインLED照明(調色)」や、「強化透明ガラス仕様のドア」を活用することで、安全面に配慮しつつも、さらに広さを感じられるスタイリッシュな空間を実現できるという。
また、光を取り入れる採光目的などのために取り付けられる開閉しない窓「FIX窓」との併用で、空間の連続性による広がりをさらに演出し、「施設の付加価値の向上に貢献する」と話す。
そのほかにも、頭上から全身に降り注ぐシャワーが爽快な「オーバーヘッドシャワー」といった昨今話題の上質なシャワー空間に不可欠なオプションを多数用意した。
同社では、このシャワールームSR 0912に加えて、3点式ユニットと同じスペースで、2室に分離し「シャワー・トイレ別」を実現する「シャワー&パウダー」などの多彩な水回りユニットを取り扱っている。
この件についての問い合わせ先は、パナソニックAWエンジニアリングホームページ(https://panasonic.co.jp/phs/pawe/)。