大阪港の港湾関係者や貿易業者などでつくる大阪港振興倶楽部は7月21日、大阪市の第一大阪港ビル会議室で「7月午餐会」を開いた。新日本海フェリーの入谷泰生社長が「今、再び、舟運に光があたる」をテーマに講演。縄文時代から現代に至るまで発展してきた舟運や、その中で誕生する長距離フェリーの歴史について話した=写真。
入谷社長は比較されることが多い北前船と長距離フェリーについて、その違いを総合商社と高速道路と説明。
山陽新幹線開業や瀬戸大橋開通などで変化した旅客の動きに対応した同社の取り組みや、同社グループ会社の事業となるクルーズ船「ぱしふぃっく びいなす」、オーセントホテル小樽(北海道小樽市)、昨年開業した高級旅館「楽 水山」(同倶知安町)を紹介した。
大阪港のある大阪ベイエリアは「大阪・関西万博」会場の夢洲があり、万博後はIR誘致が進むエリアで注目を集める。新日本海フェリーはフェリー就航都市の活性化にも積極的に取り組んでいる。