バイキング会場には業務用サーバー
群馬県みなかみ町にある「水上高原リゾート200」の敷地面積は、東京ドーム164個がすっぽりと入る約200万坪。広大な敷地の中にリゾートホテル「水上高原ホテル200」(220室)をはじめ、ゴルフ場、スキー場、ジップラインなどを併設。標高966メートルにあり四季折々の高原リゾートを堪能できる。また、尾瀬国立公園の鳩待峠までは約30キロ。水芭蕉やニッコウキスゲを楽しみたいという人向けに日帰りバスツアーも行う。
ホテルは、ミキハウス子育て総研の「ウェルカムベビーのお宿」認定施設で家族客も多い。「若いスタッフが多いが、接客がいい、という声を聞いている」と取締役総支配人の小関正浩氏。温泉と食事の評価も高く、自慢の温泉はアルカリ性単純硫黄温泉。pH値の高いつるつるすべすべの美肌の湯で、とろっとした柔らかな肌触りが特徴。露天風呂は「眺望の湯」「白樺の湯」と異なる景観を楽しめる野天風呂だ。
食事は地産地消を基本とし、敷地内で採れた山菜や高原野菜、仕込みからじっくりと焼き上げるローストビーフなど、厳選した旬の食材を使った和洋中60種類のディナーバイキング、もしくは、イタリアンのコース料理を提供する。昨年末からは飲料メニューも一新し、サントリー商品の取り扱いを増やした。
バラついていた飲料メニューのブランドを統一したかったことが理由。また、「サントリー『天然水のビール工場』群馬・利根川ブルワリー」が県内にあり、サントリービールも地元の地下水でつくられている。地産地消というコンセプトにも合っていた。
飲料メニューはサントリーと共同開発し、生ビールは、「ザ・プレミアム・モルツ『香る』エール」を大きく掲載した。「香る」エールは、フルーティな味わいが特徴のエールビールで、「標高が高いさわやかな環境の中で飲むと特においしい」と小関氏。
バイキング会場には、サントリーが提案する「ゼウスタワー」を導入。ゼウスタワーは生ビールをはじめ、ウイスキーを炭酸で割るハイボールも同時に作る業務用のサーバー。サーバーから出る炭酸は、通常の瓶ソーダに比べて、約1・5倍の強さで、高品質なハイボールを作る。ウイスキーの白州を炭酸で割って出す「白州森香るハイボール」なども提供する。
男性1598円、女性1382円の飲み放題プラン「アルコールバイキング」も提案。「角ハイボール」「ビームハイボール」などを豊富にラインアップ。「大変、好評」という。
同館では、飲料の品質管理にも徹底的にこだわる。定期的に研修会を開くほか、最近では、利根川ブルワリーをスタッフが訪れて研修会も催した。
水上高原ホテル200の外観