ブッキング・ドットコムは4日、「宿泊施設」と「SNS」に関する調査データを発表した。
本調査は、2017年11月に日本を含む26ヶ国(イギリス、アメリカ、ブラジル、中国、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、インド、シンガポール、ロシア(各国1,000名以上)、日本、オーストラリア、アルゼンチン、ベルギー、カナダ、デンマーク、香港、クロアチア、インドネシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、タイ、台湾(各国500名以上)で、有効サンプル数18,500名を対象にオンラインにて行われました。
今回のデータにより、世界的に「インスタ映え」するデザイン・景観が宿泊先を決める際の大きなポイントとなっていることが判明しました。下記が同調査のハイライトになります。
【調査リリース トピックス】
- 「インスタ映えする宿泊先に泊まりたい」と回答している日本人は4人に1人(24%)なのに対し、6割以上のインド人が「インスタ映え」を意識して宿泊先を選んでいることが判明!
- 世界のトラベラーは5人に1人が「宿泊先の写真を自分の家と装って投稿したことがある」と回答する一方、日本人は10人に1人と半数以下に。
- 4割の人が「写真で見るよりも実際の宿泊先のほうがよかった」と回答。
■宿泊先も「インスタ映え」で決まる時代に!?
「インスタ映え」という言葉が日本流行語大賞を受賞している昨今、世界では3人に1人(32%)が「インスタ映え」を意識して泊まる宿泊先を選んでいることが判明。国別で見ると、インド人に最もその傾向が強く、過半数を超える63%の人が「インスタ映え」を意識し、次いで中国人とブラジル人それぞれ59%もの人が意識している一方、日本人は24%と、約4人に1人が「インスタ映え」を意識して宿泊先を選んでいることが分かりました。
さらに、日本では10人に1人(7%)が、宿泊先の写真をあたかも自分の家であるかのように装ってインスタに投稿した経験がある一方、世界では5人に1人(18%)と2倍以上の人が宿泊先で自分の家と装ってフォトジェニックな写真を撮影していることが判明。このことから、日本よりも世界の方が「インスタ映え」に対する意識の高さがうかがえ、世界中のトラベラー達にとって写真を撮りたくなる場所・宿泊施設は、予約をする際の重要な判断材料の1つとなっていることが分かります。
■日本人のSNS投稿のための事前チェック場所は「ベッドルーム」だった!
世界のトラベラーに宿泊先のどの部分をSNSに投稿しているか質問したところ、「外観または眺め」が54%、次いで「ラウンジ/リビングルーム」47%、「ベッドルーム」38%、という結果に。日本人だけで見てもランキングは変わらず、「外観または眺め」が36%、「ラウンジ/リビングルーム」33%、「ベッドルーム」26%という結果となりました。
また、宿泊先を予約する前に日本人が絶対にチェックしておきたい場所、第1位は「ベッドルーム」63%、第2位「バスルーム」44%、第3位「ラウンジ/リビングルーム」31%となり、実際にSNS投稿撮影場所として最も多かった「外観または眺め」は予約時にはあまり重視されていないことが判明しました。
その他、4割の人(41%)が「写真で見るよりも実際の宿泊先のほうが何倍も良かった」と回答しており、実際に旅行に行くことでその宿泊先の良さを再発見できると感じています。
注記
世界最大の宿泊予約サイト・Booking.com(ブッキング・ドットコム)によるオンラインアンケート調査の結果に基づきます。
調査期間:2017年11月。
対象国:イギリス、アメリカ、ブラジル、中国、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、インド、シンガポール、ロシア(各国1,000名以上)、日本、オーストラリア、アルゼンチン、ベルギー、カナダ、デンマーク、香港、クロアチア、インドネシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、タイ、台湾(各国500名以上)。
有効回答サンプル:1万8,500名。