プリンスホテル、新会社「西武・プリンスホテルズワールドワイド」に事業の一部を承継

西武グループでは、2021年5月13日に公表した「西武グループ中期経営計画（2021～2023年度）」に基づいた経営改革に取り組んでおり、その一環として、グループ内組織再編※を進めております。この再編により、株式会社プリンスホテルは2022年4月1日を効力発生日として、SPWにホテル事業、ゴルフ事業およびスキー事業の運営等を承継します。SPWは、ホテルオペレーター会社となり、アセットライトに事業を展開することで、グループの海外ホテル運営会社であるStayWell Hospitality Groupと合わせて、概ね10年で国内外のホテル拠点を84ホテルから250ホテル規模へ、グローバルに拡大してまいります。

SPWでは、これまで主に日本国内で培ってきたプリンスホテルならではのおもてなしの心や専門的な人材、地域とのネットワーク等の強みをさらに進化させ「プリンスホテルブランド」をグローバルに確立し、世界中の人々から愛されるホテルを目指してまいります。
※ 2021年12月9日付 株式会社西武ホールディングス リリース
株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド 代表取締役社長 小山 正彦　コメント
2022年4月1日、プリンスホテルは「株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド」として新たなスタートを切ります。これまでプリンスホテルは、前身ともいえる箱根土地株式会社の創業から100年を超える歴史の中で、所有と運営を一体で行うオーナーオペレーターとして、日本各地の皆さまとともに発展・成長を続けてまいりました。「PRINCE TOKYO MICE CITY」と名付けた高輪・品川エリアや、「夏は大磯」「冬は苗場」と言われるようなレジャー施設等、各地域で開発・運営を行い、日本のレジャー・スポーツ文化の浸透に尽力をしてまいりました。当社がこれまで成長を続けてこられたのは、お客さま、そして地域の皆さまのおかげであります。
今後はホテルオペレーター会社となる西武・プリンスホテルズワールドワイドが、引き続き全国の施設の運営を行ってまいります。これまで培ってきたノウハウや強みを更に進化させ、これまで以上の滞在価値をお客さまにお届けいたします。また、今後は国内外のホテル拠点を更に拡大し、世界中にプリンスホテルのサービスをお届けしてまいります。これまでもこれからも変わらぬ思いを胸に「日本のプリンスホテルから世界のプリンスホテルへ」を掲げ、グローバルホテルチェーンとして、世界中から愛されるブランドの確立を目指し、邁進してまいります。

株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド 代表取締役社長 小山 正彦

1.西武グループの経営改革について
西武グループでは、2021年5月13日に公表した「西武グループ中期経営計画（2021～2023年度）」に基づき、経営改革の一環として「アセットライト」をテーマにビジネスモデルの変革を進めております。アセットライトな事業運営の推進として、保有資産の価値極大化およびホテル・レジャー事業と不動産事業の競争力向上のため、グループ内組織再編を実施いたします。これにより、西武グループ内にはホテルオペレーター会社となる「株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド」および不動産事業を手がける「株式会社西武リアルティソリューションズ」が新たに誕生いたします。

西武グループの経営改革

2.プリンスホテルの変革

　一体運営の歴史の中での基盤構築
プリンスホテルでは、これまで土地建物の「所有」から「運営」までを行う一体運営型を基本として、地域に根差した開発・運営を行い、成長を続けてまいりました。都内においては、MICEの拠点となる高輪エリアや、エンターテインメントタウンとして、ホテルの枠を超えた楽しみを提供する品川プリンスホテル、リゾートにおいては、日本を代表するリゾート地である軽井沢や箱根、富良野、苗場等、シティ・リゾートの両面において、日本の観光業界の活性に寄与してまいりました。当社の前身とも言える箱根土地株式会社創業から100年超にわたり、「一体運営」により、発展・成長を続け、国内No.1規模のホテルチェーンとしての基盤を確立してまいりました。

プリンスホテルの変革①

「運営特化」への転換
2022年4月1日より、SPWは「一体運営」により日本で構築してきた基盤を元に、「運営特化」へ事業転換することにより世界への飛躍を目指してまいります。世界のホテル市場では「運営特化」がグローバルホテルチェーンの経営スタンダードとなっており、運営に特化することでクオリティを向上させブランド力を高めています。当社においても、アセットライトな事業運営に変更することで、一体運営で培ってきたノウハウを生かして更なる進化を遂げ、日本発のグローバルホテルチェーンとして世界へ飛躍してまいります。

プリンスホテルの変革②

オーナーとのパートナーシップによる価値極大化
今後、SPWはホテル運営会社として、グループ内外から運営を受託してまいります。SPWは運営に特化することでブランド力の強化と収益力の極大化を図ってまいります。また、アセットオーナーは、施設のバリューアップ等によりアセットの価値を向上させます。運営会社とアセットオーナーが共に手を組み、ホテルでのより魅力的な「体験価値」を創造することにより、「プリンスホテルブランド」をグローバルに確立し、世界中の人々から愛されるホテルを目指してまいります。

3.日本のプリンスホテルから世界のプリンスホテルへ
概ね10年で250ホテルへ
プリンスホテルでは、2017年に宿泊特化型のブランドである「プリンス スマート イン」を創設し、海外のホテル運営会社である「StayWell Hospitality Group」(現StayWell Holdings Pty Ltd)の事業を取得するなど、以前より多店舗展開に向けた基盤構築を行ってまいりました。この度、ホテルオペレーター会社として運営に特化した事業形態になることにより、国内外において更にスピーディーな展開が可能になります。これにより、SPWは、今後概ね10年で現在の国内外84ヵ所の拠点を250ヵ所に拡大してまいります。

概ね10年で250ホテルへ

多店舗展開への取組み
強みを更に進化させ、日本から世界へ
SPWは、これまでオーナーオペレーターとして培ってきたものを更に進化させ、グローバルホテルチェーンとしてネットワークを拡大してまいります。
● これまで培ってきた強み (一例)

培ってきた強み

● 更なる競争力強化に向けて

更なる競争力強化に向けて

西武・プリンスホテルズワールドワイドは、西武グループにおけるホテル・レジャー事業の中心として、運営受託を基軸に事業を展開し、『業界No.1クオリティのホテルチェーン構築』してまいります。「日本のプリンスホテルから世界のプリンスホテルへ」、日本発のグローバルホテルチェーンとして世界中の人々から愛されるホテルを目指してまいります。