民事再生法の適用を申請したマップジャパンの事業の一部を継承したプロップ・システム企画は、旅館・ホテル向けPMS(基幹業務システム)の新商品「インチャージ7」を発売した。従来のシステム販売からSaaS(センター管理型システムのサービス提供)へと変更し、必要な機能だけを選べるようにもして、安価にした。来年3月のサービス開始を予定。
SaaS方式で、パソコンとインターネット接続の環境があれば利用できる。これまで必要だったパッケージソフトやデータ管理サーバーなどの購入が不要になり、初期投資額の負担が軽減。定期的な再起動やバックアップなどの手間もない。
サービスは「フロント会計」「顧客管理」「予約管理」「ウェブ連動」「売掛管理」「販売分析」「オプション」の7つの機能で構成。宿泊施設側が業務形態やニーズに合わせて選択する。サービス利用料は機能ごとに設定されている。
操作性もより簡単に分かりやすく改善。従来は「TL」シリーズだけだったが、「らく通」「らくじゃん」をはじめ各種の予約通知システムとの連携も拡大していく。
価格は初期ライセンス費用が30万円から、月額サービス利用料が2万5千円から。
販売目標は09年度末までに旅館・ホテル200件。14年には1600件を目指す。
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