秋口に再び新型インフルエンザが急速にまん延しそうな気配にあるが、特に人が集まる病院や介護施設、中・大型レストラン、旅館・ホテル、学校などはその対策に追われて、どこも消毒液を設置している。政府は「外出して帰ったら必ず、うがい、手洗いを」と呼び掛けている。
それでも不十分と言われている矢先に、除菌タオルディスペンサー「プールス」による高品位除菌タオル(経済産業省新連携認定事業に指定、特許商品)が話題を集めている。手軽に使えて経費もさほどかからないとあって、すでに病院や学校などで爆発的な人気だ。
特長は(1)除菌タオルは乾いたロール紙の状態から、設定の長さに自動的にカットされ、温度設定された水が噴射されて、1枚ずつ巻かれた状態でトレーに出てくる(2)通常の布・紙オシボリと違って1枚ずつ除菌された新しいタオルが作られるので、清潔でにおいもないし、食中毒や院内感染予防にも役立つ(3)除菌タオルの巻き直径は15〜30センチ、生地も厚くしなやかで、布オシボリに比べて見劣りしない(4)破棄した後は土に帰る天然食物繊維で、環境にやさしい(5)使用後にダスターなどとして再利用できる(6)操作は簡単、給水タンクに水と除菌液を入れ、ロール紙をセットしてヒータースイッチを入れると約10分で温かくなる(7)除菌タオルの長さは18〜48センチの6段階設定で、オシボリだけでなく、タオルとしても使える──。
この便利で即効性のある機械は18万円と高価だが、1カ月にリース料金はわずか千円のレンタル方式だ。ただロール紙の購入は必要。紙は特殊の製品で24個入りワンカートンで厚いサイズが2万400円、薄いサイズが1万8千円。いずれも3千人が利用できる。
使用後は床掃除や机、棚を拭くことができるし、破れない。何台も使っているレストランもあるし、相当効果があると評判はよい。
メーカーは名古屋にあるが、関東地区の総合代理店は、化粧品などを販売しているヘア・キーパー(東京都杉並区大宮2-5-2、TEL03・3313・8388、ファクス03・3313・8399)。
どこにでも設置でき簡単に使える