200万人超えるベルトラ会員とコミュ二ケーション
現地体験型オプショナルツアー専門予約サイト「ベルトラ」を運営するベルトラは、コロナ禍の観光産業の復興と変革を支援するプロジェクトとして、観光関連サービスに特化したクラウドファンディングサイト「Zenes(ゼネス)」を始めている。主に旅行や観光に関するプロジェクトを同社が企画から「伴走支援」を行いながら展開。同社が持つ世界150カ国、5千社を超える体験提供事業者と連携し、国内外の文化や土地を愛する思いを応援している。
クラウドファンディングサイト
ゼネスは、コロナ禍からの観光再開に向けた復興支援や、新たな観光ビジネスの創造・商品開発のためのテストマーケティングの機会を提供する、観光産業に特化したクラウドファンディングサービス。名前は、日本を体感できる「禅」の複数形を表し、一度無となりコロナ禍から再起することなどから名付けられた。サービスは、2021年5月13日から開始している。
サービスは、「購入型」「寄付型」のクラウドファンディングを用意。購入型では、期間限定の旅行、食、体験イベントなどの特別な体験、価格以上のサービスを数量限定で提案する。寄付型では、国内外の観光サービス事業者や地域を、寄付を通じて応援することで、地方創生やサステナブル・ツーリズムを担う機会を提供している。現在は、約30のプロジェクトが進行している。
ゼネスを始めたきっかけについて、同社の前川尚人事業部長は「コロナ禍で従来の取り扱いの9割がゼロとなった。海外中心だった事業は国内にシフト。新規事業へのチャレンジも始めた。ゼネスは新規事業の一つ」と経緯を話す。また、ゼネスの強みについて「ベルトラには200万人強の会員がいる。ゼネスは会員とのコミュニケーションの場となっている」と、会員との強固な絆を強調した。
募集を行うサイト(QR)