ペルー政府観光庁は3日、日本向けブランディングプロモーション「#日本のペルー」を開始した。
気になった観光地・モノを選んでTwitterでフォロー&リツイートするだけで豪華ペルー旅行(2021年6月〜12月対象)などが当たるプレゼントキャンペーンも同時開催。コロナ疲れや自粛が続くなか、少しでもオンラインで旅行を楽しんで頂きたい、そしていつかまたペルー旅行ができる日を夢見て頂きたい、との想いから意外性あふれるペルーの魅力を発信して参ります。
- 兵庫の“マチュピチュ”や ペルーの“シーサー”など、身近に潜む「#日本のペルー」をご紹介!
世界遺産で有名なマチュピチュ遺跡やナスカの地上絵があるペルー。旅行先として人気がありながら、南米に位置するペルーは、”地球の裏側”と形容されるように、漠然と3T(遠い・高い・旅慣れた人向き)のイメージが先行しており、旅行者が他国と比べてまだ少ないことも事実です。
ペルーには、マチュピチュ遺跡以外にも数多くの観光資源であふれています。こうした観光資源をより多くの日本の方々が興味を持ちやすい文脈で発信し、ペルーに対する親近感を持って頂くことが、ペルー旅行再開時の観光促進の近道であるとの考えから、「#日本のペルー」ではペルーの観光資源と、よく似た日本の観光資源をセットにしてご紹介しています。
- 日本とよく似たペルーの観光地/モノ(観光地編) ※一部抜粋
日本にいながら、オンライン上で「おうちペルー旅行」を体験。
「#日本のペルー」では、日本とよく似た、世界遺産で有名なマチュピチュをはじめとしたペルー内にある観光地やモノを紹介していき、日本とペルーの意外な共通点を紐解いていきます。
<マチュピチュ遺跡>@ペルー
15世紀頃に造られた古代インカ帝国の神秘の遺跡。アンデス山脈の標高2450mの尾根に位置し、麓からは姿が見えないことから「空中都市」とも称される。当時は高度な文明が栄えていたが、インカの人びとは80年ほどでこの地を手放してさらに奥地へと移り住んだといわれている。そしてなぜこのような断崖絶壁に都市が造られたのか、いまだその理由は解明されていない。
さまざまな謎が残された秘密都市は、1983年にユネスコ世界文化遺産に登録され、世界中の旅人を魅了しつづけている。
<竹田城> @日本(兵庫)
戦国時代、標高353.7mの古城山に築かれた城の跡。豊臣秀吉の天下取りを支えた異父弟の武将・羽柴(豊臣)秀長も、歴代城主のひとりだった。晩秋から春にかけては山の周りに雲海が現れ、城が雲の上に浮かんでいるかのように見える。
その姿がSNSなどで話題になり、「天空の城」や「日本のマチュピチュ」などの愛称でも知られている。
<越前大野城> @日本(福井)
四方を山に囲まれた盆地の中心に立つ城。1576年頃、織田信長に仕えた金森長近により4年の歳月をかけ築城された。毎年10~4月頃の一定の気象条件が揃ったときのみ雲海が現れ、宙に浮かぶ城が見えることから、こちらも「天空の城」と呼ばれるように。1年で10回程度しか現れない絶景を一目見るために、毎日のように足を運ぶ人もいるほど。
<モライ遺跡>@ペルー
同心円状に何段も組まれた段々畑が合計4つある、インカ帝国時代のミステリアスな遺跡。それぞれ東京ドームと同等の大きさがあり、高低差はなんと100mにも及ぶ。下の段に行くほど少しずつ温度が上がる仕組みになっており、最上部と最深部の気温差は10〜15℃にもなるといわれている。この温度差を利用して農業の実験が行われていた。おかげで、現在の高い標高に対応するたくさんの種類のトウモロコシの栽培が可能になったともいわれている。ちなみに前方後円墳に似た見た目だが、古墳ではない。
<今城塚古墳> @日本(大阪)
全長約350m、全幅約360mにおよぶ淀川流域最大級の前方後円墳で、6世紀前半につくられた継体天皇(聖徳太子の曾祖父)の墓との説が有力。歴史的価値のある天皇陵でありながら、現在は全国でも珍しい古墳公園として一般開放されている。中を自由に歩きまわることができる国内唯一の古墳遺跡として、人気を集めている。
<西都原古墳> @日本(宮崎)
東西2.6km、南北4.2kmの範囲に300基以上の古墳が分布する日本屈指の大古墳群。木々が生い茂ることなく、古墳が造られたおよそ1400年前にもっとも近い景観が現在も保たれている。また周囲は公園として整備され、春の桜や菜の花、夏のヒマワリ、秋のコスモスなど花の名所としても有名。11月上旬の週末には古墳にまつわる神話伝説を再現した「西都古墳まつり」が盛大に催され、多くの観光客が訪れる。
- 日本とよく似たペルーの観光地/モノ(モノ編) ※一部抜粋
<サン・マルティン像>@ペルー
ペルーをはじめ、アルゼンチンやチリなどの南米諸国をスペインから解放した英雄ホセ・デ・サン= マルティンの像。ペルーをチリ海上から攻略するという壮大な作戦の遂行のために、馬にまたがりアンデス山脈を越えていくたくましい将軍の姿だ。ペルーの独立100周年を記念して1921年に造られたサンマルティン広場に鎮座している。現在この広場は職人やミュージシャンが集まり活気に満ちていて、多くの観光客が訪れる人気のスポットとして知られている。
<伊達政宗像>@日本(宮城)
青葉山公園に位置する伊達62万石の居城・仙台城初代仙台藩主で、仙台の礎を築いた伊達政宗公の銅像。騎馬にまたがった凛々しい現在の姿は実は二代目。初代の像は1935年に造られたが、第二次世界大戦時に武器の材料である鉄や銅の回収のため撤去された。のちにその胸から上の部分が宮城県塩竈市の漁港で発見され、現在は仙台市博物館の庭で展示されている。
<ロモサルタード>@ペルー
ロモ(牛肉)のサルタード(炒め料理)という意味のペルーの国民食。
牛肉、タマネギ、トマト、ポテトフライなどの具材が、バルサミコや醤油などで味付けされている。アジアの調味料や調理法を使用することが特徴だが、
それは1800年代後半、ペルーで食べられていた牛肉の炒め物を、中国からの移住者がアレンジして生まれたからなのだそう。今やペルーに限らず隣国エクアドルなどでも人気がある。日本人の味覚にもきっと合うだろう。
<肉じゃが>@日本
牛肉にジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどを入れた、日本のおふくろの味代表。その原型が誕生したのは、日露戦争で活躍した東郷平八郎の一声がきっかけだった。平八郎はイギリス留学時によく食べていたビーフシチューを懐かしみ、日本の料理人に作るよう命じた。だが料理人は作り方がわからず、材料の入手も困難だったため、醤油と砂糖を使って作ってみたそうだ。それが意外にも好評を博し、各地に広まっていったといわれている。
<プカラ>@ペルー
雄牛を模った陶器製の焼き物。お金や食べ物の富を導く守り神とされ、家の屋根に飾る風習がある。 これらの雄牛が最初につくられたのはチェッカププジャの近隣コミュニティだったが、1940年代にはプカラ駅や町の主要高速道路の商店で売られていたため、プカラと呼ばれるようになった。 とくにクスコ地方では 家を新築した際にプカラを贈る慣習があり、そこら中の屋根の上に見つけることができる。インカ帝国時代までは、リャマやアルパカの像を魔除けのために飾っていたが、スペインに侵略された際に牛に取り替えられたといわれている。小さいサイズも作られていて、幸運を招くものとしてお土産にも人気がある。
<シーサー>@日本(沖縄)
沖縄の方言で「獅子」を意味するシーサーは、しばしば屋根の上や門などに設置されて守り神として親しまれている。13〜15世紀に中国から伝わったものだが、さらに原型を辿れば紀元前エジプトのスフィンクスまで遡るとも。シーサーには性別があり、口が開いている方が雄、閉まっている方が雌。2体1組で、正面から見て右に雄、左に雌を設置するのが一般的である。
- Twitterキャンペーン「#日本のペルー」概要
フォロー&リツイートキャンペーン「#日本のペルー」では、2020年9月3日(木)~ 2020年11月11日(水)の期間中に、ペルー政府観光庁公式Twitterアカウント(@VisitPeruJP)をフォローし、本キャンペーン対象ツイートをリツイートして頂いた方の中から、抽選で合計74名に対し、ペルーに関連した豪華賞品をプレゼントいたします。
期 間: 2020年9月3日(木)~ 2020年11月11日(水)23:59まで
応募方法:ペルー政府観光庁公式Twitterアカウント(@VisitPeruJP)をフォローし、本キャンペーン対象ツイートをリツイート
賞品内容:A賞「意外性大国ペルーを巡る旅 9泊11日」2組4名様(2021年6月〜12月対象)
※2021年12月までに新型コロナウイルスの影響によりペルーへの渡航が困難な場合、
ペルー旅行に使用可能な旅行券(2022年1月~12月有効)に引き換え予定です。
B賞ペルーオリジナルバッグ 70名様
URL :https://www.visitperu.jp/cpn/
- A賞:豪華ペルー旅行(9泊11日間/ 2021年6月〜12月対象/100万円相当)2組4名様
ペルーでも特に人気があるスポットを網羅した、安心の日本語ガイド同行プランになっています。
ヨーロッパの情緒を感じる首都リマや、インカ帝国の首都であったクスコはもちろんのこと、世界遺産のマチュピチュ遺跡、ナスカの地上絵のセスナ機遊覧飛行、葦でできた島・チチカカ湖に浮かぶウロス島への訪問、昨今Instagramで話題の砂漠のオアシス・ワカチナなど、ペルーの意外性あふれる魅力が堪能できる豪華なプラン。
宿泊も3つ星以上のホテルをご用意していますので、快適に優雅にご旅行頂けます。
※その他、旅程詳細は、https://www.visitperu.jp/cpn/kiyaku.htmlをご覧ください。
- B賞:ペルーオリジナルバッグ 70名様
<ペルー共和国について>
ペルー共和国はマチュピチュの歴史保護区、ナスカとフマナ平原の地上絵をはじめとする12の世界遺産を有する、豊かな自然と長い歴史で知られる国です。
アンデス山脈が連なる高地、砂漠が広がる沿岸部、そしてアマゾン川流域のジャングル、ボリビアとの国境にはティティカカ湖と地域によって全く異なる風景に出会うことができます。また、代表的なインカ帝国などの文化と長い歴史を有しています。さらには博物館や美術館などの施設、様々なタイプの揃うホテル、郷土料理など多くの楽しみが揃っています。日本からペルーへは米国、カナダ、メキシコからの経由便にてアクセスできます。
URL: http://www.peru.travel
- 企画・制作を担うのは、クリエイティブエージェンシー「ENJIN TOKYO」
「おもしろい仕事。おもしろい会社。」をスローガンに、「ひとの気持ちを動かす」アイデアを生み出すクリエイティブエージェンシー。アジア最大級の広告賞SPIKES ASIAにおいて「Independent Agency of the year」に2016年、2017年と2年連続で選出。
https://enjintokyo.com/
企画・制作は、全世界累計1,700万再生を突破し、アジア最大級の広告賞SPIKESでSILVERを受賞した日本政府観光局(JNTO)のブランドムービー「JAPAN – Where tradition meets the future」を手がけたクリエイティブエージェンシーENJIN TOKYOが担当。
インバウンド・観光プロモーションの制作実績を多数有しており、日本をバーチャル旅行体験できる360°VRムービーは欧州を中心に大きな話題となり公開から3ヶ月で1,300万再生を突破。欧州5カ国6都市で開催した、日本の伝統衣装をバーチャル試着できる「ARインタラクティブビジョン」は、のべ10万人の体験者を記録している。
これまで世界三大広告賞であるONE SHOWをはじめ、アジア最大級の広告賞SPIKES ASIAグランプリ、ADFEST BRANDED CONTENTS、GOOD DESIGN賞など、国内外の受賞多数。
- 【#日本のペルー】制作者コメント
昨年から展開している「意外性大国ペルー」。今年はペルーに対して親近感を持って頂くことにフォーカスした企画にしました。その名も「#日本のペルー」。もしも身近な日本の風景とそっくりな風景がペルーにあったとしたら、きっと親近感を持つはず。これが発想の原点です。
そこでペルーとよく似た日本の観光資源を自然/遺跡/文化/食の観点で探してみたところ、一見どちらがペルーでどちらが日本かわからないくらい、よく似た場所・モノが多く見つかりました。最終的に11のトピックスに絞り「#日本のペルー」サイトでは紹介しています。
Webサイトは、まるでペルーを冒険しているかのようなユーザー体験を意識しました。実際に石版に指でふれて先へ進んでいく演出や、宝地図をモチーフにしたデザインなどで、少しでも「おうちペルー旅行」を楽しんで頂けるよう工夫しました。
実は本企画の実施が決まったのは、2019年の秋。当時はインバウンド需要や、日本国内でも地方礼賛の機運が高まっており「インバウンドの文脈に乗せて、アウトバウンド促進を図る」ことが当初のテーマでした。しかしコロナ禍によって、その前提はなくなりました。特に観光業界は深刻な打撃を受けているなかで、Go toキャンペーンなど国内旅行は少しずつ回復の兆しがありますが、まだ海外旅行を楽しむには時間がかかると思われます。いつかまたペルーへ行ける日のために今できることは、少しでもペルーを身近に感じて頂き「いつかペルー旅行に行ってみたい」と思って頂くことではないかと思います。旅行をしたい、海外へ行きたい、という多くの方の想いを少しでも消化するコンテンツになればと願っています。
ENJIN TOKYO CD:佐藤光仁/PL+C:中村駿介/AE+Pr 伴夕里子、松崎壮吾
上段左 :日本政府観光局(JNTO)プロモーションムービー
上段中央:日本政府観光局(JNTO)ARインタラクティブビジョン
上段右 :野村ホールディングス みんなの自己ベスト
下段左 :ANA/ 羽田⇔ウィーン線 新規就航プロモーション
下段中央:ペルー政府観光局 意外性大国ペルー
下段右 :Soundcore by Anker #夏の願い2020