ホスピタリティマネジメント・スタディーズ(HMS、会長=森重喜三雄・大阪学院大学経営学部教授)は9月29日、大阪学院大学で第3回シンポジウム「DX時代のホスピタリティ業界でのキャリア形成」を開催した。ホスピタリティを専門にする大学教員や学生、ホテル従業員ら約60人が参加。DXがホスピタリティ産業に与える影響やキャリア形成について学んだほか、グループワークを行い、ホスピタリティ産業の将来像などについて意見交換を行った。
HMSは2023年に発足した、ホスピタリティ産業や関連産業にかかわる大学教員や学生、社会人を対象とする有志団体。グローバル化の加速や労働年齢人口の減少、情報技術の進歩などに直面する、ホスピタリティ産業や教育機関の発展などを目的に、シンポジウムや勉強会を開催している。
第1部では大阪成蹊大学データサイエンス学部の劉継紅教授が「DX時代におけるホスピタリティ業界のキャリア形成~DXがもたらす変革とその対応」をテーマに講演。DX実現に必要な、AIやビッグデータ分析などの技術の紹介や可能になることを解説したほか、ホスピタリティ業界でのDXによる変革事例として、AIチャットボットを使った客室サービスの自動化による業務効率化や新しいビジネスモデルの構築、データサイエンスによる教育ツールの開発などを挙げた。
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