ホテル業界出身の大学教授らで構成する日本ホテル産業教育者グループ(山口祐司会長)は、ホテル産業に貢献した人物を表彰する「ホテリエ・オブ・ザ・イヤー2007」に京都ブライトンホテルの辻弘嗣社長=写真=を選んだ。京都地区の観光・宿泊産業の振興と発展に長年にわたって寄与していることを評価した。
3月27日に東京・六本木の国際文化会館で開いた表彰式で辻社長は、「一期一会のおもてなしを大切にしながら、京都で42年間努力してきた結果を諸先輩方に認めていただいた。ホテリエとしてこれ以上の場はない」と喜びを語った。
辻社長は京都市の出身。1966年に京都ホテルに入社。87年に京都ブライトンホテルに移り、06年に社長に就任した。88年に開業した京都ブライトンホテルを日本初のオールスイートホテルとして定着させた人物で、京都市観光大使も務めている。