ホテル出身の大学教授ら35人で構成する日本ホテル産業教育者グループ(橋本忠昭会長=流通経済大学元教授)は17日、「ホテリエ・オブ・ザ・イヤー2013」に東京ステーションホテル総支配人(日本ホテル取締役)の藤崎斉氏を選出し、同ホテルで表彰式を行った。
藤崎総支配人は「プロ中のプロの皆さまからご評価をいただき大変光栄です」と受賞の喜びを表明。その上で「今年は東京駅100周年、来年は東京ステーションホテル開業100周年にあたる。12年10月にリニューアルオープンした現ホテルが次の100年も輝き続けられるように、次の世代にバトンを繋いで行きたい」と今後の抱負を語った。
ホテリエ・オブ・ザ・イヤーの表彰は今年で10回目。日本のホテル業界でホテル産業の社会的ステータスの向上と、日本のホテルマンがプライドを持ってホテル産業に取り組むことを目的として、毎年その年度に最も輝いていたホテルプロパーの経営者、運営者、役員、幹部、社員を選び、その功績を顕彰する。
過去9回の受賞者は次の通り。
第1回(04年)小林哲也氏・帝国ホテル社長▽第2回(05年)中村裕氏・ロイヤルパークホテル社長▽第3回(06年)勝俣伸氏・富士屋ホテル社長▽第4回(07年)辻弘嗣氏・京都ブライトンホテル社長▽第5回(08年)松井幹雄氏・ホテルオークラ会長▽第6回(09年)大塚尚夫氏・ホテルグランドパレス社長▽第7回(10年)塩島賢次氏・日本ホテル常務・ホテルメトロポリタン総支配人▽第8回(11年)チャールズ・ベスフォード氏・ミリアルリゾートホテルズ副社長▽第9回(12年)木下彩氏・庭のホテル社長・総支配人
橋本会長から表彰される藤崎氏(右)