ホテルオークラ(東京都港区)と三菱地所(同千代田区)は5月28日、京都市左京区に三菱地所が開発中のホテルに関する運営管理契約を締結し、2022年1月に「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」として開業すると発表した。
同館は京都市内の洛東・岡崎エリアに立地し、周辺には平安神宮や南禅寺、京都市動物園などの観光名所が位置する。地上4階建てで、標準客室面積は約40平方メートル。山荘をテーマに設えたバルコニー付きのスイートルーム(約80平方メートル)8室を含む60室を有する。親鸞聖人草庵跡と伝わる寺院「真宗大谷派岡崎別院(東本願寺岡崎別院)」の隣地に位置し、宿泊者はスイートルームなどの客室から境内の豊かな自然や日本庭園の四季折々の景色を満喫できる。
館内には、京都の老舗「細尾」の西陣織をはじめ、京都の伝統工芸を担う若手後継者6人によるプロジェクトユニット「GO ON(ゴオン)」が手掛ける意匠を採り入れた。庭園を眺められるレストラン(1階)、ラウンジやフィットネスも備える予定。
同社はホテルオークラ京都 岡崎別邸の開業に合わせ、2001年から業務提携している「京都ホテルオークラ」を「ホテルオークラ京都」へと名称変更すると発表。22年1月から、二つのホテルオークラ京都を展開することとなる。「ホテルオークラ京都では宿泊・宴会・レストラン施設が一体となったグランドホテルならではのサービス、ホテルオークラ京都 岡崎別邸では京都の自然と調和し、隠れ家を思わせるスモールラグジュアリーホテルならではのサービスをそれぞれ提供していく」と同社。
ホテルオークラ京都 岡崎別邸(完成イメージ)