ホテルズ・ドットコムは、ミレニアルが選ぶ最も「おいしい旅行先」を発表した。
•観光地よりもグルメ: 3分の2以上(70%)のミレニアル世代の旅行者が休暇中の旅行先を選ぶ際に現地での観光やアクティビティーよりも食事を重視すると回答
•日本人旅行者にとって「食」は旅前も旅後も大事:50%の日本人回答者が旅行先を決める際にすばらしい地元の食が決め手となると回答し、53%が旅行後に友達とまずシェアするのは現地でおいしかった食べ物と回答
•食べられる風景?!: Hotels.comは、著名なフードアーティスト、カール・ワーナー氏とコラボレーションし、世界の美食の街を食べ物で再現
世界最大級の宿泊予約サイトHotels.com™の「グルメ・トラベル調査」(注1)によると、世界のミレニアル世代の美食家たちにとって、パリ(27%)、東京(23%)およびローマ(22%)が「おいしい旅行先」のトップ3であることが判明しました。アジア太平洋地域の回答者に限ると、東京はパリ、ロンドンを抜いて第1位となりました。一方、日本人のミレニアル世代の旅行者では、ミラノ(25%)、パリ(24%)、京都(23%)がトップ3という結果になりました。興味深いことに、56%の日本人のミレニアル世代の旅行者は、日本には最高の食があると回答しました。東京が5位にランクインしたことから考えても、日本人のミレニアル世代は、自国がヨーロッパの国々に引けを取らないグルメ大国であることに誇りを持っていることが伺えます。
「おいしい旅行先」トップ5 (グローバル)
1. パリ (27%)
2. 東京 (23%)
3. ローマ (22%)
4. ロンドン (21%)
5. ニューヨーク (16%)
「おいしい旅行先」トップ5 (日本)
1. ミラノ (25%)
2. パリ (24%)
3. 京都 (23%)
4. ローマ (18%)
5. 東京 (17%)
この「グルメ・トラベル調査」を記念し、Hotels.comは、フードアーティストであるカール・ワーナー氏とコレボレーションを行いました。ワーナー氏は、世界の美食旅行者が愛して止まない都市をそれぞれの都市の名産品、たとえば、パリの建物はチーズ、ローマのパンテオンはパスタ、日本の富士山は海苔で再現しました。これらの作品はまさに「食べることができるアート」です。
3分の2のミレニアル世代(70%)は、ローカルフードが旅行先を決める上で最大の決め手であると回答しています。これは、お得に行ける旅行先(15%)、美しいビーチ(41%)、ショッピングができる場所(18%)よりも高い数値です。若い世代は、今や観光(58%)、アウトドア活動(27%)よりも、休暇中に食べるおいしい現地の料理に一層大きな興味を抱いているのです。
さらに、最近の若い世代は、なんと旅行先で写真を撮る際に、友達よりも食べ物を選ぶという結果も出ています。76%の回答者が食べ物を撮りたいと回答したのに対し、「友達」と回答したのは56%でした。調査結果によれば、ソーシャルメディア上の食べ物の写真は増加傾向にあり、ミレニアル世代は1週間の旅行で142枚の写真を撮り、そのうちほぼ4分の1が食べ物の写真だったという結果が出ました。
また、Hotels.comの調査では、食べ物好きなミレニアル世代が最も多くソーシャルメディアに載せるのはピザ(33%)ということが判明しました。ドーナッツやインスタ映えするフリークシェイクといった魅惑のスイーツ(22%)や本格的なハンバーガーやビール(19%)がそれに続きます。若者旅行者は、食べ物のチョイスについても実に大胆です。5人に1人は、鶏の足(19%)やにんにくアイスクリーム(17%)に挑戦してみたいと答えています。
食べ物は、日本人のミレニアル世代の旅行者にとって、旅行中だけでなく、その計画段階、また、旅行後も重要な位置を占めている
Hotels.comの調査は、日本人のミレニアル世代にとって、食は旅の最中だけでなく、旅の計画中や旅が終わった後も大事な要素となっていることがわかりました。約50%の回答者はすばらしいレストランや現地の料理が旅行先の決め手になると答えています。この傾向は、高級レストランにとどまりません。27%は安くておいしいストリートフードも旅先を決めるインスピレーションになると述べています。65%の日本人ミレニアル世代の旅行者は、旅行に行く前にレストランや外食ができる場所のリサーチを前もってすると答えており、これはグローバルの34%を大きく上回ります。
旅行が終わった後も、日本人ミレニアル世代の旅行での食への関心は薄れることがありません。54%の日本人のミレニアル世代は、旅の思い出として、旅行先でのグルメ探しが最も印象に残っていると述べています(グローバルでは25%)。さらに、53%の日本人のミレニアル世代は、旅行後友達にまず話すのは旅行先でおいしかったグルメと回答しています(グローバルでは31%)。
日本人ミレニアル世代は、旅行先の現地の隠れたグルメスポットを探すことも重要と考えているようです。20%の日本人ミレニアル旅行者は、ガイドブックに載っていない地元の人に人気のグルメスポットに行くことが、旅行中に最もしたい食べ物に関するアクティビティーであると回答しています。これは、日本人のミレニアル世代が、旅行先でローカルな食文化に触れたいと思っているものと考えられます。
これらのデータはみな、日本人ミレニアル世代が旅行に関する決定をする際に、「食」が大きな役割を果たしていることを示しています。日本人のミレニアル世代は幼い頃から世界のさまざまな食文化や料理に親しむ機会があり、これが旅行に関する行動にも影響を与えているものと推察されます。さらに、日本人は、本物志向が強いことも旅行先での現地の食に対する深い関心に影響を与えている可能性があります。
カール・ワーナー氏によるフードアートから次の旅行のインスピレーションを得てみよう
Hotels.comは、食べ物と旅行というコンビネーションから着想を得て、著名なフードアーティストであるカール・ワーナー氏に依頼し、世界のグルメ都市を実際に食べ物で再現するというユニークなプロジェクトを行いました。それぞれの作品は、各都市で特徴的な食材を使って作られおり、高解像度のカメラでその制作過程が撮影されました。パリのマーケットやエッフェル塔はすばらしいチョコレートやブルーチーズで、ローマのパンテオンや石畳の裏道はパスタ、パルマハム、パルメザンチーズで、そして、東京は、静かな禅庭やお茶室が巻きずしや生姜、そして椎茸からできており、窓からは富士山がのぞいています。ワーナー氏のフードアートの制作過程はこちらからご覧いただけます。
Hotels.com日本代表の井尻岳人は、次のように述べています。「ミレニアル世代の『食』をテーマにした旅への情熱は、『食』が人生の中で最も大きな楽しみの一つであるという世界共通の考え方に基づいています。 Hotels.comはこのような「おいしい旅」をグルメ・トラベルと名付けました。また、『体験』が人々の生活において重要な位置を占めるようになった今、旅行はまさに誰かにシェアしたくなるような様々な料理を味わえるまたとない機会なのです。そのため、若い世代の旅行者が『食』で休暇の旅行先を決めるというのはとても自然なことだと考えます」