帝国データバンクによると、2024年1年間(1~12月)のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は73件、負債総額は306億1500万円だった。件数は前年比6件増(9.0%増)と、4年ぶりに増加。負債総額は同29.9%増と、2年連続で増加した。
コロナ禍が深刻化した2020年以来、4年ぶりに件数、負債総額ともに増加した。
件数を月別に見ると、10件以上の2桁を記録したのが4月(11件)と7月(10件)の2回。8月から直近の12月まで5カ月連続の1桁台となっている。
負債総額は1月の77億8600万円が最多で、100億円の大台を超えた月はなかった。
12月単月は、件数が前年同月比3件増(75.0%増)、前月と同数の7件。負債総額が前年同月比12.7%減、前月比19.7%増の14億6700万円。