ヒノキ材料の除菌液噴霧
ホテル森の風立山(富山県富山市)とホテル黒部(同黒部市)はこのほど、環境型除菌消臭液を使用した特別プラン「除菌ルームご宿泊プラン」を販売している。特別プランは、ツアーのほか除菌用噴霧器を取り扱う西部トラベルと共同企画で実現。客室内にヒノキの間伐材を材料とした除菌液を噴霧、循環し、安全安心なひとときを提供する。5月31日まで。
除菌ルームで使用する除菌液は、塩素系などの化学物質は一切含まない植物性のものを使用。除菌液からはヒノキの香りが漂い、自然治癒力や免疫力、集中力など生理機能を高める。プランを企画した西部トラベルの村田寛社長は「約10年前から旅行に参加するお客さまの安全安心を考慮して除菌の取り扱いを始めた。これまでにツアーバスのほか、病院、老健施設などで導入してきた。新型コロナウイルスの影響を受けて宿泊施設への導入を拡大した」と話す。
料金は、1泊2食付きで、ホテル森の風立山が1万7千円(税別)、ホテル黒部が2万2150円(税別)から。
今後は、新型コロナウイルスの状況を見てプランを延長するか判断する予定。「インフルエンザや腸管出血性大腸菌O157への効果も期待できる。お客さまに安心して温泉旅館を満喫してもらいたい」と村田社長。
除菌ルームに設置されている噴霧器