ホテル華の湯、ふくしまDCで「特別プラン」発売 ”常磐もの”の魅力アピール


その日に水揚げされた造りなど県産食材39品目を使用した特別プラン

 福島県磐梯熱海温泉のホテル華の湯(菅野豊臣社長)は10日、2026年4月からのふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)開催を記念し、この4月から6月までのプレDC期間中に行う期間限定特別プラン「常磐(じょうばん)もの堪能プラン~豊かな海が育む、最高級の魚介類」の概要を、同社のコンベンションホール「華胥(かしょ)」で発表した。旅行会社、マスコミ関係者ら約20人が参加した。

 「常磐もの」とは、福島県沿岸(常磐沖)で取れる新鮮な魚介類の総称。寒流と暖流が交わり豊かな漁場である常磐沖は、多種多様な魚介類の宝庫とされている。ホテル華の湯では、水産物だけではなく、それを支える人の技術、伝統、文化に敬意を込めて常磐ものと定義した。

 冒頭、登壇した営業部長兼総支配人の増子浩之氏=写真=は、「10年に、地産地消をテーマにビュッフェダイニングをオープンした。それから15年がたち、その間2回のリニューアルを加えさらに地産地消に磨きをかけている。11年の東日本大震災では地元の食材を含め大変なダメージを受けたが、県の地産地消の取り組みと福島応援の重要性はますます高まっている」などと述べた上で、「当社も地元の食材をお客さまに届けるという思いは一向に変わらず、今年からは常磐ものというブランドをさらにブラッシュアップしていく。今年からDCが3年間開催されるが、官民挙げて盛り上がっている。DCを盛大に盛り上げるため、積極的に取り組み、福島の魅力を全国に発信していく」とも話した。

 同ホテルでは、福島DCのキャッチコピー「しあわせの風ふくしま」と共に常磐ものの魅力をより多くの人に伝え、その「風」を全国に広げていきたい考えだ。

 特別プランの料理内容は、水揚げ状況からその日の選りすぐった造りの盛り合わせ4種や、福島県の新ブランドふぐ「福とら」のあら一味しょうゆ焼き、柳カレイの一夜干しなどの焼き物、しょうさい福(ふぐ)、あんこうの揚げなど常磐ものを中心に厳選された県産食材39品目。


営業部長兼総支配人の増子浩之氏


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