マリオット・インターナショナルは6日、オールインクルーシブタイプのリゾートを新たに5軒建設すると発表した。
今日のホスピタリティ業界を牽引するマリオット・インターナショナル(本社:米国 メリーランド州、社長兼最高経営責任者:アーニ・ソレンソン)は、世界中で増加しているプレミアムな安心できるバケーションに対する消費者の要望に応えるため、人気が高まり続ける本バケーションセグメントに、飲食やアクティビティなどを滞在に含む、より包括的なサービスを提供するオールインクルーシブなプラットフォームを開始することを発表いたしました。当社はさらに、マリオット・インターナショナルの規模、ロイヤルティプラットフォーム及び運営の専門知識に対する信頼を寄せ、オールインクルーシブタイプのリゾートを新たに5軒建設し、8億ドル以上を投資予定の数複数ホテルデベロッパーとマネジメント契約を締結したことも併せて発表いたしました。こうしたリゾートは、2022年から2025年の間に開業を予定しています。
「新たにオールインクルーシブのリゾートプラットフォームを開発することは、当社にとってごく自然なことであったと言えます。この取り組みは、オーナーシップコミュニティに、世界中の彼らのプレミアムリゾートプロジェクトにとって全く新しい価値や提案を提供する一方で、ゲストには、信頼いただいている当社のブランドで新たな休暇オプションをお届けいたします」(マリオット・インターナショナル エグゼクティブ・ヴァイスプレジデント兼グローバル開発最高責任者、トニー・カプアノのコメント)
マリオット・インターナショナルは、世界的に人気のあるデスティネーションにおいて、新築物件を建設し、さらに現在当社のポートフォリオにある物件を含む既存リゾートの改装を組み合わせ、オールインクルーシブのポートフォリオをさらに拡大する予定です。この新たなプラットフォームは、当社の旅行プログラムであるMarriott Bonvoy(マリオット・ボンヴォイ)の1億3300万人以上の会員に、オールインクルーシブでの一度の支払いにおいて、ポイントを獲得または利用できるオプションを提供いたします。
現在2,000以上の客室を提供するプロジェクトが進行中
マリオット・インターナショナルが締結した新たなマネジメント契約においては、カリブ海及びラテンアメリカ地域に5軒のオールインクルーシブリゾートを開発する予定で、合計で2,000室以上の客室数を提供することとなります。現時点で計画されているリゾートは以下のとおりです。
・プンタ・カナ、ドミニカ共和国
o 650室のオートグラフ コレクションリゾート(2022年開業予定)
・NIA、リビエラ・ナヤリット、メキシコ
o 240室のザ・リッツ・カールトン リゾート(2023年開業予定)
o 400室のウェスティンホテル リゾート(2023年開業予定)
o 300室のオートグラフ コレクションリゾート(2025年開業予定)
o 500室のマリオット・ホテル リゾート(2025年開業予定)
メキシコシティを拠点とするArtha Capital(アルサ・キャピタル)は、マリオット・インターナショナルの4軒のプレミアム及びラグジュアリーブランドを含む、リビエラ・ナヤリットのフラッグシップ施設かつオールインクルーシブデスティネーションとなるNIAを建設計画です。本プロジェクトは、太平洋沿岸の熱帯地域89ヘクタールある敷地にて建設される予定です。
「マリオット・インターナショナルとともに、メキシコのリビエラ・ナヤリットにこれまでにはないエキサイティングなバケーションデスティネーションを開発できることに大変嬉しく思います。このリゾートには、マリオットの4つの際立ったブランドのエクスペリエンスが盛り込まれています。我々の美しいオーシャンフロントのロケーションに、プレミアム及びラグジュアリーブランドを組み合わせることで、我々は “オールインクルーシブなバケーション”の真の意味を再定義する機会を得られました。当社は、ブランドとロイヤルティプログラムにおいて絶大な力を誇るマリオット・インターナショナルに高い信頼を置いており、本プロジェクトが成功することを確信しています」(Artha Capital マネージングディレクター、ジェラルド・フェルナンデスのコメント)
「当社は、マリオット・インターナショナルとのコラボレーションにより、ドミニカ共和国において、オールインクルーシブのオートグラフ コレクション リゾートを開発できることに感激しております。マリオットとの提携は、プンタ・カナで当社リゾートを開発するにあたり、マリオットのブランド、デザイン、ビジネスに関する専門知識を最大限に活用できることを意味しており、リゾートをオープンした際には、オペレーションにおける最高のレベルを得られ、常に新しい経験を求めているMarriott Bonvoyの熱心な会員基盤からの恩恵も受けることができるでしょう」(ブルガリア・ソフィアに本拠地を置くDITホテルズ 最高経営責任者、ミハイル・ポポフのコメント)
マリオット・インターナショナルは当社有名ブランドを活用
プレミアム及びラグジュアリーにおけるオールインクルーシブステイへの需要が高まる中、マリオット・インターナショナルは、ザ・リッツ・カールトン、ラグジュアリーコレクション、マリオット・ホテル、ウェスティン・ホテル、Wホテル、オートグラフ コレクション、そしてデルタ・バイ・マリオットの既存7つのフルサービスブランドとラグジュアリーブランドを活用したプラットフォームを構築する予定です。ゲストの皆様は、それぞれのブランドに特有のデザイン美、食事体験、アメニティとともに、この上ないオールインクルーシブなバケーション体験をお楽しみいただけます。例えば、マリオット・ホテルの名を持つオールインクルーシブリゾートは主に家族向けであり、Wブランドを冠するリゾートは大人の滞在向けとなります。
「当社のブランドの多様性とグローバルであるという性質により、ゲストはあらゆる旅行体験、またあらゆる旅行先の最適な組み合わせを見つけることができます。今回の新たなサービスにより当社のポートフォリオを拡大することで、ウェスティンからWホテルまで、オールインクルーシブステイという新しいレンズを通して、旅行者の皆様が当社の素晴らしいブランドを探求する新たな方法を提供いたします」( マリオット・インターナショナル グローバル・ブランド・オフィサー、ティナ・エドマンソンのコメント)
マリオット・インターナショナルのオールインクルーシブリゾートは、あらゆる年齢層のための様々なアメニティ、食事オプション及び体験を提供し、各ブランドの特色に合わせて最適なサービスを提供いたします。大人向けのオールインクルーシブのアメニティには、フィットネスおよびスパ施設、グルメなレストランでの予約不要の食事、スイムアップバー付きの大人専用プール、24時間のルームサービス、敷地内にあるナイトクラブ、そして無制限のプレミアムドリンクプログラムなどが想定されます。ご家族向けリゾートには、ウォータースポーツやその他のスポーツアクティビティ、子どもや10代向けの革新的なキッズクラブ、シアター、お子様向けのスパ、複数の娯楽施設など様々なオプションなどを想定しています。
2016年にスターウッドホテル&リゾートを買収したことにより、マリオット・インターナショナルは当社初のオールインクルーシブステイを提供するホテルである、406室を擁するコスタリカのウェスティン・ゴルフリゾート&スパ,プラヤコンチャルの運営を引き継いだ際、本分野での貴重な経験を得ることになりました。