観光交流にも期待
日本の企業連合が空港運営に参画しているモンゴルの新ウランバートル国際空港(チンギスハーン国際空港)が4日に開港した。三菱商事、成田国際空港会社、日本空港ビルデング、JALUXの4社による企業連合がモンゴル国営企業と共に設立した会社を通じ、今後15年間にわたって新空港の運営を担う。
新空港は2013年6月の着工で、ウランバートル近郊に円借款で建設された。3600メートルの滑走路を備え、旅客ターミナルビルの旅客処理能力は年間200万人。
日本政府の働き掛け、専門家派遣などの技術協力で運営権の獲得に至った。海外インフラ展開法で海外業務が明確化された成田国際空港会社が初参画する案件でもある。
赤羽一嘉国土交通相は2日の会見で「新空港は日本、モンゴルの2国間協力の新たな象徴として、観光や流通を促進し、モンゴル国の発展に寄与するものと期待している」と述べた。