明るい場所でも暗い場所でも効果を発揮
鉄道系専門商社のヤシマキザイ(東京都中央区)は、無機系の抗菌・抗ウイルスコーティング剤や除菌剤、「YAMシリーズ」の営業を強化している。
YAMシリーズは、ナノサイズの銀とチタンの複合素材で、明るい場所や暗いところ関係なく抗菌作用が発揮される「YAM技術」を応用した点が特徴。抗菌・抗ウイルスコーティング剤は、SIAA(菌製品技術協議会)の定める抗菌・抗ウイルス性能基準を満たすほか、「各種の試験でも安全性が認められている」と開発に携わった営業企画室室長の加藤裕貴氏。
併せて、「菌の増殖を抑制し、ウイルスを減少させる効果も立証済み。同時に、消臭・防臭・防カビ効果を有し、1回の施工で約1年間効果が持続するため、清掃業務の負担を軽減する」と加藤氏。
使い方は簡単。製品ラインアップの一つ「ルーム―YAM」は、エアゾール缶タイプ(1缶420ミリリットル)で、抗菌・抗ウイルスコーティングをしたい箇所にスプレーをするだけ。旅館・ホテルでは、エレベーター、自動販売機のボタン、ドアノブ、テーブルといった人の手が多く触れる箇所への活用が見込める。
なお、スプレーガンなどの噴霧用機材があればより低コストで施工可能な「リキッド―YAM―R」、ハンドスプレーに入れて拭き掃除用に使用する「リキッド―YAM(除菌用)」も取りそろえる。
すでに、全国各地の鉄道会社からの支持を集め、鉄道車両への施工実績は、累計で3千両以上にも及ぶという。
また、同社では、施工の請負も可能で、「お気軽に相談してもらえれば」と話す。
ルーム-YAM