政府が6月21日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)に、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産への登録を後押しする取り組みが明記された。ユネスコ登録に関する直接的な表現ではないが、「伝統行事や温泉等の持続・発展のためのブランド化に向けた関係団体による調査研究や情報発信への協力」と盛り込まれた。
「骨太の方針」の「持続可能な観光立国の実現」の中には、「地方を中心としたインバウンド誘客に向け、わが国固有の温泉・旅館・食・歴史などの観光資源・文化資源の磨き上げ・連携を図りつつ、特別な体験の提供、アドベンチャーツーリズム等の地域の多様な観光コンテンツ造成」を推進することが記載された。温泉に関する調査研究や情報発信への協力は、その注釈として、欄外に記載された。
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