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昨年7月の関西HCJの一コマ
宿泊施設の修繕管理DXを推進
旅館・ホテルに特化したメンテナンス管理アプリ「HoteKan(ホテカン)」シリーズの販売を展開するリウシス(名古屋市熱田区)の苅谷治輝社長にシステムの特徴などを聞いた。
――改めて御社のアプリについてのご紹介を。
苅谷 施設の業務効率化と設備品質面の向上を目的に、2020年から本格的にサービスを開始。
スマートフォンやタブレット端末一つで誰でも簡単に操作可能な画面デザインと設計を施し、修繕の必要な設備についての履歴を管理できる「設備管理」のネイティブアプリと、備品の在庫状況を把握する「備品管理」のWEBアプリを用意。
ビジネスホテルチェーンを皮切りに、一部老舗高級旅館で採用されている。最近では設備管理に重きを置く施設の傾向が目を引く。
――活用が目立つ「設備管理」アプリの特徴を。
苅谷 シャワーの水が出ないなど施設の設備に問題が生じた際には、記録、通知し、ホテル従業員、清掃スタッフ、外部修理業者の三者間でチャットできる機能を搭載。
写真や動画付きでの共有も可能で、伝達ミスを抑止すると同時に、業者による現地調査も削減し、修繕までの期間を短縮。導入施設からは、「客室の売り止めを回避し、収益の拡大を実現できた」と話す。
また、業務報告書などをPDFでアップロードできるほか、消防設備点検を含む定期メンテナンスや、法定点検などの記録を付けられ、ペーパーレスでの一元管理を実現。
――今年の抱負と、旅館・ホテルへのメッセージを。
苅谷 昨年7月に愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクトに採択されたことを契機に、宿泊施設の修繕管理DX化の推進を強化し、基幹産業の発展の一翼を担いたい。
2月に開催する国際ホテル・レストラン・ショーにも出展するため、気軽にブースに足を運んでもらえれば。
昨年7月の関西HCJの一コマ
株式会社リウシス
【本社】愛知県名古屋市熱田区川並町4の7
【創立】2015年6月22日
【事業内容】ホテル、工場、オフィスビル、販売店、学校、商業施設、レジャー施設などの管理業務、清掃管理、設備機器の保守・運転、設備点検整備など
【資本金】300万円 【従業員数】254人(パートスタッフ含む)