高級旅館予約サイト「らくだ倶楽部」運営のファーストキャメル(東京都渋谷区)はリゾートホテルとの契約を加速する。現在の37軒を来年12月までに100軒に増やす。
同サイトに掲載中の宿泊施設は6月末現在で347軒。そのうちリゾートホテルは1割強に過ぎない。ただ、箱根冨士屋ホテルが同サイトの予約実績ランキング1位となるなど、リゾートホテルの人気は高い。またホテル側からの契約希望も多いことから大幅に拡充することにした。
同サイトは07年6月の開設。宿泊予約サイトとしては後発だが、高級宿泊施設に特化し、全予約の3割を電話で受け付ける独自のビジネスモデルで実績を伸ばしている。
契約宿泊施設総数はサイト開設以来、毎月約20軒ずつ増えており、「8月までに400軒、12月までに500軒、来年12月までに800軒に増やしたい」(同社、西宣明部長)。
サイト開設から今年3月末までの取扱額実績は11.7億円。09年3月末での年間目標は23億円を掲げている。