コンサルタントのリョケン（静岡県熱海市）は、「事例研究セミナー2023」を7月5、6日、滋賀県おごと温泉で開催する。課題解決に向けた旅館・ホテルの取り組み事例から、現状を打破するための方法を模索し、見つけ出していく。
今回のセミナーは、会場施設の見学と事例紹介、各講演を中心に進行。1日目には会場となる暖灯館きくのや（滋賀県おごと温泉）の事例講演を実施。客室の高品質化と独自の価値提供により顧客満足度の向上を追求してきた同館の取り組みを、池見喜博社長のほか幹部社員が説明する。同館の客室、料亭街、貸し切り風呂などの館内視察も行う。
同日の夕刻には、リョケン社長・佐野洋一氏が、同社発刊の「令和5年 旅館の経営指針『ゼロベース発想』に立つ商品づくり」をテーマに基調講演を行い、旅館が行うべき商品戦略の方向性を解説する。
2日目は、旅館の事例紹介として清流山水花 あゆの里（熊本県人吉温泉）の取り組みについて、リョケン常務・浜荻仁志氏が講演。豪雨災害からの復旧を機に、売り上げ至上主義から宿泊特化、高単価、高収益旅館へとかじを切った同館の戦略転換を解説する。同日には「経営改善（または高収益経営）に向けた取り組みとその成果」「自館にあわせて進化させる『料理』商品アプローチ」についての事例講演も行う。
定員は30人で、主な対象は旅館・ホテルの経営者・幹部、社員、関係者。申し込み締め切り日は6月28日。受講料は無料、別途宿泊費（客室は参加者が自ら選択）。同セミナーの詳細は同社ホームページ（https://www.ryoken-jp.com/seminars/case_study202307）。問い合わせ先は同社事例研究セミナー事務局ＴＥＬ0557（83）2120。
