
コシノ氏(前列左)が手掛けた新ユニフォームに身を包み決意を新たにする中川総支配人とホテルスタッフ
「大阪の迎賓館」として長く関西で親しまれてきたリーガロイヤルホテル(大阪市、中川智子総支配人)が1日、IHGホテルズ&リゾート(IHG)のコレクションブランド「ヴィニェットコレクション」の加盟ホテルとしてリニューアル、グランドオープンした。グローバルなラグジュアリーホテルブランドとしての発信力と誘客強化を図る。
新名称は「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェットコレクション」。ヴィニェットコレクションはIHGが2021年8月に発表したラグジュアリー&ライフスタイルホテルブランドで、現在世界19施設が加盟。さらに30を超える施設の加盟を予定する。
今回のリニューアルで同館は、「伝統美と水の融合」をコンセプトに、1001室の客室に加え、18のレストラン・バー、ロビーなどハード面を刷新。同館ならではの格式や伝統美などを生かしつつヴィニェットコレクションのグローバルな客室水準などに対応した。
1日に行ったグランドオープン記念式典で登壇したオーナーである米投資ファンド、ベントール・グリーンオーク社のダニエル・クリーブス社長は「伝統と革新が融合した唯一無二のホテルとしてこれからの当ホテルに期待して」とあいさつ。植田文一ロイヤルホテル社長は「万博やIR開業を控える中、われわれの強みである温かいおもてなしで感動と満足を届けたい」と意欲を語った。
式典ではテープカットに代わり、大阪の伝統工芸「注染(ちゅうせん)」で染めたオリジナル手ぬぐいを結び合わせるセレモニーを行い、リーガロイヤルホテルとIHGホテルズ&リゾーツのパートナーシップをアピール。
このほかファッションデザイナー・コシノジュンコ氏が同席する中、同氏が手掛けた新ユニフォームを、ホテルスタッフによるファッションショー形式で披露した。
コシノ氏(前列左)が手掛けた新ユニフォームに身を包み決意を新たにする中川総支配人とホテルスタッフ